今年で第34回を迎えた「PFFぴあフィルムフェスティバル」のメインプログラムである、自主製作映画のコンペティション「PFFアワード2012」の受賞結果をご連絡いたします。全国各地域より応募された522本の作品から一次審査、二次審査を経て16作品が入選となり、本映画祭で上映(9月18日〜28日 会場:東京国立近代美術館フィルムセンター)されました。その中から本日、各賞の発表が行われました。受賞結果は下記の通りです。

■「PFFアワード2012」 受賞結果一覧■ 
グランプリ 副賞100万円
映画監督として最も期待したいつくり手に贈られます。
『くじらのまち』 監督:鶴岡慧子  (23歳/長野県出身/上映時間:70分)  

準グランプリ 副賞20万円
グランプリに迫る才能を感じさせるつくり手に贈られます。
『魅力の人間』 監督:二ノ宮 隆太郎 (25歳/神奈川県出身/上映時間:89分)  

審査員特別賞 副賞10万円
無視することができない才能を感じさせるつくり手に贈られます。 (※作品名50音順)
『あん、あん、あん』 監督:イノウエ カナ (22歳/京都府出身/上映時間:43分)
『故郷の詩』 監督:嶺 豪一 (22歳/熊本県出身/上映時間:71分)
『stay チューン』 監督:伊藤智之 (26歳/千葉県出身/上映時間:65分)

エンタテインメント賞(ホリプロ賞) 副賞
作品の優れたエンタテインメント性に対して贈られます。
『かしこい狗は、吠えずに笑う』 
監督:渡部亮平 (24歳/愛媛県出身/上映時間:94分)

ジェムストーン賞(日活賞) 副賞
革新的であり、既存の概念にとらわれることなく、チャレンジをしている作品に対して贈られます。
『くじらのまち』 監督:鶴岡慧子  (23歳/長野県出身/上映時間:70分) 

映画ファン賞(ぴあ映画生活賞) 副賞
一般審査員による賞。「映画館で見たい」才能に対して贈られます。
『かしこい狗は、吠えずに笑う』 
監督:渡部亮平 (24歳/愛媛県出身/上映時間:94分) 

<特別設置>
日本映画ペンクラブ賞 副賞
映画に新たな未来を拓くために、日本映画ペンクラブより贈られます。
『Please Please Me』 監督:青石太郎 (22歳/東京都出身/上映時間:65分) 

【今後の上映スケジュール】
※グランプリ作品は、第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にて招待上映されます。(上映日:10月24日)
※第34回PFFぴあフィルムフェスティバル全国開催予定:
神戸アートビレッジセンター(12月22日〜24日)、福岡市総合図書館(2013年4月27日〜29日)、愛知芸術文化センター(2013年夏開催予定) ※その他、京都でも開催を予定。詳細決定次第、PFF公式サイトで発表します。
PFFぴあフィルムフェスティバル 公式サイト http://pff.jp/

執筆者

Yasuhiro Togawa