今年2月に行われたアカデミー賞で主演女優賞・助演女優賞にノミネートされ、日本公開が待ち望まれていた「アルバート氏の人生」(原題:Albert Nobbs)が2013年お正月第二弾作品としてTOHOシネマズシャンテ他全国にて公開されることが決定致した。

1982年、舞台版『アルバート・ノッブス』で主演を演じて以来、実に30年以上もの歳月をかけて本作品の映画化を夢みてきたグレン・グローズ。主演、共同脚本、プロデューサーの三役をつとめ、「死ぬ前にこの役を大スクリーンで演じなければならない」と覚悟を決め、幾多ものハードルを一つ一つ超えながら、ついに映画化を実現させた。
クローズの並々ならない思い、そして台本の素晴らしさに惚れ込み、ロドリゴ・ガルシア監督がメガホンをとった。『彼女を見ればわかること』『美しい人』など、どの作品からも女性に対しての尊敬や愛情の念を感じさせるガルシア監督らしく、本作品ではひっそりと暮らす一人の女性の精神生活とアイデンティティに関する問題を、愛情いっぱいに描き出している。

その他キャスト陣には、英国実力派女優のジャネット・マクティアが出演!クローズ同様、ジャネット・マクティアも本作で大きな存在感を放ち、アカデミー賞ではクローズが主演女優賞、そしてマクティアが助演女優賞にノミネートされ高く評価されるほど、2人の実力は女優が怪演を見せている。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=50815

執筆者

Yasuhiro Togawa