ゲームの世界でヒーローになりたい悪役たちの奮闘を描いた『トイ・ストーリー』のゲーム版とも言えるディズニー映画最新作『シュガー・ラッシュ』(2013年3月公開)の本編挿入歌とエンディング・ソングそしてサントラに、秋元康氏がこの映画の為だけに作詞したAKB48の楽曲「シュガー・ラッシュ」が使用されることが決定した。

先日開催された世界最大級の映像の祭典:コミコン2012にて、『シュガー・ラッシュ』の情報が一部解禁となり、音楽ファンのみならず、世界中のメディアから、そのサントラ楽曲に早くも注目が集まっている。その理由として、現代エレクトロの寵児と騒がれ、本年度グラミー賞ではエレクトロニカ・アルバム賞をはじめ、全3部門を受賞、また最優秀新人賞にもノミネートされたスクリレックスの参加が決定。また、その他にもドリーミー・エレクトロポップと評され、先日発売されたアルバムがiTunes Japanで1位に輝くなど、世界中で大ヒットを記録中のアウル・シティー。また「くまのプーさん(11)」から「キック・アス(11)」まで幅広い映画音楽を手掛けるヘンリー・ジャックマン、世界的人気アーティストのリアーナなど、次世代ミュージックシーンを担う決定版サントラとなっているからだ。そして今回、世界を魅了するミュージシャンたちが揃う中、映画を印象強く、さらにエネルギッシュに表現出来るアーティストとしてJ-POPが世界に誇るアイドルグループ・AKB48も選出され、映画と同名タイトル「シュガー・ラッシュ」で本編挿入歌とエンディング・ソング、またサントラへの楽曲参加を果たすことになった。

今回、ディズニーが“お菓子だらけのファンタジーなゲームの世界感”を作りあげる為、楽曲のキーパーソンとして、日本のアイドルブームを牽引し続けてきた秋元康氏に熱烈オファー。本作のテーマソングとも言える「シュガー・ラッシュ」は、秋元康氏自らが詞を書き下ろし、AKB48としても世界中で公開する映画での起用は初めてのこと。

これまでも、ディズニー映画に日本人アーティストの楽曲が挿入されたことはあったが、今回のようにアメリカをはじめ、世界中で公開されるバージョンでエンディング・ソングとして、しかも書き下ろしの楽曲が使用されるのは初めてのこと。今や国内では知らない人がいないアイドルグループAKB48が、今度は世界で注目されるディズニー映画『シュガー・ラッシュ』への挿入歌起用でさらに大きな進化を遂げる。

AKB48メンバーの高橋みなみ、大島優子、渡辺麻友は、今回楽曲参加について下記のようにコメントしている。

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アメリカで11月に公開されるディズニーのアニメー ション映画『シュガー・ラッシュ』に私たちAKB48が楽曲参加することになりました!
私たちが歌ったのはこの映画用のオリジナル楽曲「シュガー・ラッシュ」です。この曲は映画の中のあるシーンでも使われています!!世界の一流アーティストの皆様と一緒にディズニー映画に参加出来てとっても嬉しいです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa