2012 年12 月よりヒューマントラストシネマ有楽町にて『アナザー・ハッピー・デイふぞろいな家族たち』を公開する事となりました。

数多の優れた映画作家たちを輩出してきたサンダンス映画祭にて、また1人、今後の映画界を牽引する逸材が誕生した。サム・レヴィンソン——『レインマン』(89)でオスカー監督となった名匠バリー・レヴィンソンを父に持つ、当時、弱冠26 歳のその青年が初監督&脚本を務めた本作で、第27回サンダンス映画祭においていきなりの脚本賞を受賞したのだ。本作の脚本をわずか24 歳で書き始めた彼は、その若くみずみずしい感性で“家族の絆”というあくまで普遍的かつ難解なテーマに挑み、単なるホームドラマの枠を越えた、実に秀逸な“家族の群像劇”を描き出すことに成功した。

そんな彼の才能に惚れ込み、本作プロデューサーを買って出たのは、80 年代セクシー女優の代名詞として名を馳せたエレン・バーキン。本作ではスッピン同然の体当たり演技で久々の主演も務めている。さらに、デミ・ムーアやエレン・バースティンといった豪華ベテラン陣に加え、ケイト・ボスワースやエズラ・ミラーといったフレッシュな顔ぶれも揃い、今ハリウッドで最も勢いのある役者陣の見事なアンサンブル・プレイが実現した。

第24 回東京国際映画祭にて上映され、大好評を得た本作が遂に日本公開!ぜひともご注目いただけますようよろしくお願いいたします。

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執筆者

Yasuhiro Togawa