本国フランスでは1年間という異例のロングランを続けたのち、その年最も革新的なフランス映画に贈られるルイ・デリュック賞を始め、米国のサテライト賞 最優秀外国語映画賞など世界中で数々の賞を受賞。また、2010年ル・モンド紙 ベスト映画No 1に選出され、「今年これ以上のすばらしい映画作品を見ることはないだろう」(ヴォーグ誌)等、各界からも賞賛の嵐を受けた「ミステリーズ 運命のリスボン」が、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開の運びとなりました。

監督は、『見出された時-「失われた時を求めて」-』(99)、『クリムト』(06)など幻想的な作品で知られる、チリ出身で亡命後、フランスを拠点に活動を続けてきたラウル・ルイス。大病に冒された体で、“遺言”のつもりで撮影に臨んだという本作には、“巨匠の新たな最高傑作”との呼び声が広く響き渡りました。そして、本作の大成功を見届けるかのように、ルイスは、2011年70歳でこの世を去りました。『ミステリーズ 運命のリスボン』は100本以上の作品を世に送り続けた巨匠の最高傑作であり、最期の監督作(※生前に世界公開された※)となりました。

そしてこの度、本作の公開初日が10月13日(土)にて決定いたしました!

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執筆者

Yasuhiro Togawa