今、世界で最も観られている100年に一度の映像プロジェクトが遂に日本に上陸。

「アベンジャーズ」は8月14日(火)より全国844スクリーン(3D/2D同時公開)で公開され、オープニング6日間で13億,8千万円、動員94万人を記録する大ヒットスタートを切った(※字幕版430スクリーン/吹替版414スクリーン)。このオープニング成績は、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンが2003年に公開し、“パイレーツ”シリーズのフランチャイズを築いた「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊達」(※興行収入68億円)のオープニング成績を凌ぐ勢いで、最終的には興行収入70億円を狙えるスタート。新たなフランチャイズも期待できる。

  興行がスタートして最初の週末(8月17日・18日)は、早朝から公開を待ちわびる多くの“アベンジャーズ”ファンが見受けられた。各劇場では、アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカといったキャラクターのコスチュームを着た熱狂的なファンから親子連れやカップルが来場し、年代的にも下は小学生から、上は中高年層まで幅広い客層が訪れた。特に注目すべき客層は、洋画のヘビーユーザーである40代以上の映画ファンだけでなく、20代の女性同士の来場が多く見受けられ、このようなジャンルの作品では珍しく、女性客の方が多い興行となった。

既に世界の興行収入は8月20日(月)までの集計で14億8,150万ドルとなり、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(※13億2,810万ドル)を超え、1位の「アバター」(27億ド8,230万ドル)、2位の「タイタニック」(21憶8,520万ドル)に迫る勢い。更に全米歴代興行収入では、6億1,760万ドルを記録し「タイタニック」(※6億78万ドル/2012年公開興収除く・ファーストランのみ)を超え、歴代第2位となった。全世界歴代興行収入で「アバター」を超える事ができるのか?公開順としては大トリを務める日本の興行収入がその結果を左右する事は間違いない。

また世界中のファンやメディアが「アベンジャーズ」の最終興行収入の行く末を見守る中、日本を含めた世界中での大ヒットを受けて待望の続編が決定した。詳細は明かされてないが、ジョス・ウェドン監督の続投と2015年の世界同時公開が決定。70億人の全人類は、再び最強のヒーロー達の集結を目の当たりにする事になる。(※アイアンマン3の日本公開は2013年GWを予定。)

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執筆者

Yasuhiro Togawa