伊藤英明がニューヨークの街中でロケ撮影を敢行

この度、エイベックス通信放送(株)が運営する携帯専用放送局BeeTVにて、映画化の発表でも話題の人気作家・貴志祐介禁断のベストセラー小説「悪の教典」を原作にした伊藤英明主演ドラマ『悪の教典-序章-』を10月15日(日)より配信することが決定致しました。 

 人気小説「悪の教典」は、高度なIQをもつ高校の人気英語教師が、学校の生徒たちを大殺戮する異色の物語です。この小説を映画会社東宝が映画化(『悪の教典』11月10日全国公開)し、映画では描ききれなかった原作のストーリー部分を映像化した“もう一つの物語”がBeeTVドラマ「悪の教典-序章-」になります。
 ひとつの原作を元に、映画とBeeTVがそれぞれの視点でアプローチ、日常の崩壊を描く映画版に対して、ドラマで描かれるのは日常に潜む見えざる恐怖。BeeTVドラマが映画公開に先立って配信を開始、これまでの連動プロモーション的なコンテンツ制作とは一線を画す、かつてない挑戦となります。  

 そして今回、ドラマ『悪の教典-序章-』では、米国・ニューヨークにてロケ撮影(8月2日〜5日)を敢行。主演の伊藤英明が演じる主人公・蓮実聖司の人物背景を描く、ドラマの中で重要なシークエンスとなる回想シーンの撮影を行いました。主に、ウォール街やマンハッタンを背景に望むブルックリン橋公園といった、ニューヨークの街を象徴するロケーションで行われた撮影では、伊藤英明が外国人スタッフや外国人キャストに囲まれながら、全編英語での演技に体当たりで挑戦。主人公・蓮実のサイコパス(反社会性人格障害)という難しい役どころに加え、全編英語での芝居を意欲的に演じきり、役者としての新たな魅力と存在感を発揮しております。

 また、ドラマ『悪の教典-序章-』は、BeeTVでの配信開始後まもない10月19日にDVDの発売も決定。禁断のベストセラー小説「悪の教典」を映像化した映画とBeeTVともに、今後の展開に目が離せません。

<BeeTVドラマ『悪の教典-序章-』番組概要>
◆番組タイトル 「悪の教典‐序章‐」
◆配信開始日 10月15日 毎週月曜日更新 全4話(1話=約30分) ※予定
◆出演者 伊藤英明  中越典子 岩松了 高杉亘 / 高岡早紀 / 吹越満
原作:貴志祐介「悪の教典」(文春文庫 刊)
監修:三池崇史 監督:野本史生 脚本:渡辺千穂 音楽:遠藤浩二 
製作:柳?芳夫 プロデュース:冨久尾俊之 
プロデューサー:臼井央 東幸司 坂美佐子 森徹
製作プロダクション:東宝 東宝映画 OLM 製作・著作:BeeTV
公式HP:http://www.akunokyouten.com/

<米国・ニューヨーク撮影について:日程=8月2日〜8月5日>
撮影場所:ウォール街、ブルックリン橋公園、5番街付近オフィスビルなど
※伊藤英明と主要スタッフ(監督、撮影監督)以外は、米国現地スタッフ(およそ40名)と
俳優組合に所属する外国人キャスト(エキストラ含め30名)が撮影に参加しております。

<DVD『悪の教典-序章-』発売情報> (※全4話のドラマを一本化したものです。)
10月19日発売決定 セル&レンタル同時リリース 発売元:エイベックス・マーケティング 販売元:東宝

<伊藤英明インタビュー>
Q.まずは、「悪の教典」について、そして演じられた蓮実聖司という役柄について教えてください。

A.「悪の教典」では、高校の英語教師で生徒にすごく人気があって、いわゆる”教師の鑑”なんだけど、邪魔になるものは全部消していくサイコパス(反社会性人格障害)という性格を持った蓮実聖司というキャラクターを演じています。蓮実は、サイコパスでありながらもすごくIQが高い人間で、そのIQを屈指した恐ろしくて悲惨な事件が起こっていくのですが、映画では特に日常が壊れていく目に見える恐怖が描かれていて、ドラマでは、日常に潜んでいる見えない恐怖を描いています。
蓮実は、なかなかやっぱり共感が得られるような役ではないですけど、映画とドラマを合わせて見て貰えると、蓮実という人間が分かってくるんじゃないかと思うので、やっぱり両方見てもらいたいですね。
どちらもうまく伏線がはってあるので、ドラマを見て映画館に行って頂いても良いですし、映画を見てからドラマに戻って頂いても楽しめる作りになっていると思います。

Q.難しい役どころですが、役作りで苦労した点などはありますか?

A.ものすごく原作が面白くて、脚本も良く出来ていたので、(撮影前は)サイコパスという役を演じることでいろいろ考えたりもしたんですが、結局現場に入ってから監督やそこにいるキャストと共に役を作っていくという感じがありました。(夜のシーンが多いので)昼夜逆転の生活が一ヶ月続いたという点で、大変なこともあったりはしましたが、役作りに関しては三池監督と一緒に作ることが出来たのですごく楽しかったです!蓮実という役は、アメリカに留学経験もあってネイティブの英語を生徒たちに教えてるという役柄なので、英語に関してはプロのダイアローグコーチ(外語コーチ)に現場に付いてもらい、常にコミュニケーションを取りながらやっていました。

Q.ニューヨークに来ていかがですか?海外ロケということで何か違いはありますか?

A.ニューヨークは久しぶりなんですけど、相変わらずヴァイタリティがあってオシャレで、街を歩いてるだけでワクワクしますね。言葉に壁はありますけど、(演じるというのは)同じ仕事ですし、共演する外国人キャストとも、コミュケーションをしっかり取りたいと思います。英語も大事ですけど、(芝居をやる上で)そこで何を伝えたいかというものは変わらないと思うので、撮影前は少し不安な気持ちもあったんですが、情熱とそこで何をやりたいか、何を魅せたいかというものを持っていれば、言葉なんて関係なくて、同じ俳優という仕事をしてる者同士、お互い認め合ったり、いい仕事が出来たら讃え合うという感じがすごく気持ち良かったですし、刺激を受けましたね。どこにいっても作品作りは変わらなくて、みんなが少しでも良いものを作ろうと、作品に対して真摯に、お互いにリスペクトを持ってやっていると思います。

Q.今後の活動について、海外での仕事やハリウッド進出など考えてることはありますか?

A.経験としては(ハリウッドで)やってみたいと思いますが、俳優として仕事をしていくという意味では、
日本でもハリウッドでも、どこへいっても変わりはないと思いますし、僕が一番望んでいるのは、いろんな世界の人たちに、(日本が発信する)作品を見て貰いたいということです。日本が発信していくものが世界で認められたら良いですね。(何か)物事をやるっていうよりも、物事をいろんな角度から見たり、いろんな風に感じたり、そういうことが大事なんじゃないかと思っていて、その人にあったやり方はあると思うし違いはあると思うけど、とにかく僕はいろんな人と会いたいし、いろんなことを経験したいと思いますね。
だから、今回こうやってBeeTVドラマの撮影で、ニューヨークに来ることが出来て、ニューヨークで撮影が出来て、(外国人の)俳優さんたちと共演できて、ものすごく刺激になりましたし、有難いなと思いました。
そして、一人も誰一人として手を抜かずに、作品作りが出来ることはすごく幸せなことだと思いました。
今回のドラマ(『悪の教典-序章-』)は、とてもいい作品になったんじゃないかと思います!

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執筆者

Yasuhiro Togawa