秘密と謎が魅惑的に、そしてミステリアスに交差する。
夢のような世界へようこそー

本国フランスでは1年間という異例のロングランを続けたのち、その年最も革新的なフランス映画に贈られるルイ・デリュック賞を始め、米国のサテライト賞 最優秀外国語映画賞など世界中で数々の賞を受賞。また、2010年ル・モンド紙 ベスト映画No 1に選出され、「今年これ以上のすばらしい映画作品を見ることはないだろう」(ヴォーグ誌)等、各界からも賞賛の嵐を受けた「Mysteries of Lisbon」の邦題が、「ミステリーズ 運命のリスボン」に決定し、10月にてシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開の運びとなりました。

【ストーリー】
19世紀前半、激動のヨーロッパ。主人公はリスボンの寄宿舎に身を置く孤児の少年ジョアンと、彼の出生の秘密を解き明かすキーパーソン、ディニス神父。そして、謎解きのように物語は幕を開ける。因習に囚われる老貴族、異国から来た成り上がり者、過去の愛に生きる修道士、嫉妬に駆られる公爵夫人…。やがて情熱や欲望、嫉妬や復讐に駆られた無数の男女たちの人生を巻き込みながら、ミステリアスでドラマティックなエピソードがパッチワークのように紡がれていく。ポルトガル、フランス、イタリア、そしてブラジル。目も眩むスケールの舞台装置で過去と現在を行き来しながら、登場人物たちが胸に秘める“秘密”は思いもよらない形で、別の“秘密”と交差していき、やがて謎に満ちた壮大な運命のパズルは、驚きの結末へと向かう・・・。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49982

執筆者

Yasuhiro Togawa