「卒寿」とは、数え年90歳のこと。また、その祝いのことをさします。先日100歳でその生涯を閉じた新藤兼人監督作品『一枚のハガキ』が興行収入1、5億円を超える大ヒットとなるなど、アラフォー、アラ還ならぬ、この「アラ卒」世代の著書、映画が今静かなブームになっています。8月4日(土)から公開する『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』もそんな「アラ卒映画」のひとつ。戦後、数々の時代にシャッターを切ってきた福島菊次郎。愛犬と穏やかに暮らす90歳の老人が、カメラを構えた瞬間、獲物を狙う獣に変貌し、そこらじゅうを撮りまくる姿に驚かない者はいないはず。ジャーナリストとしてとことん信念を貫き通す姿勢は、「どう年を重ねるか」「自分らしく生きるとはどういうことか」という普遍的な人生のテーマに確かなヒントを与えてくれます。この度、福島菊次郎さんをはじめとする輝くアラ卒の皆さんに敬意を表し、90歳以上の方にはなんと90円で映画をご覧頂けるという、大変めでたい割引を実施致します。

【『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』公開記念 アラ卒割引】概要
実施劇場:銀座シネパトス、新宿K’s cinema
期間:8月4日(土)〜上映終了まで
対象作品:『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』
窓口にて、保険証、年金手帳など「ご年齢90歳以上」の証明を提示頂くと通常1,000円が 90円に!

元気な“アラ卒”世代の面々
笹本恒子(97歳・報道写真家)、水木しげる(90歳・漫画家)、瀬戸内寂聴(90歳・作家)、中曽根康弘(94歳・元首相)、塩川正十郎(90歳・元財務相)、吉沢久子(94歳・生活評論家)、蟹江ぎんさんの娘4姉妹 など

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執筆者

Yasuhiro Togawa