現在公開中の映画『リンカーン弁護士』の主演マシュー・マコノヒーが、今作についての仰天エピソードを披露した。

『リンカーン弁護士』は、ハード・ボイルド小説の巨匠マイクル・コナリーの原作を映画化した全米大ヒットの極上のサスペンス映画。高級車リンカーンの後部座席をオフィスに、ロスの街を慌しく駆け巡るちょいワル弁護士ミック・ハラーの活躍を描く。

車をオフィスがわりに仕事をする弁護士という設定について、原作者のマイクル・コナリーは「ある日野球の試合を見に行って、偶然隣り合わせた男性と話をしたんだ。彼は弁護士だと言うので事務所はどこかと尋ねたら、車の中で仕事をしていると言う。ロサンゼルスは広くて裁判所も40くらいあるから、車で仕事したほうが効率的だと説明してくれた。その話を聞いて、野球の試合が終わる頃には小説の構想が出来上がっていたんだ」と、着想を得たエピソードを明らかにした。

ちょいワル弁護士を演じた主演のマコノヒーは、「高級車のリンカーンの後部座席をオフィスにして仕事をする姿はカッコいいね」と語り、「優秀な弁護士なら、どこが仕事場かなんて関係ない。かつて、トラックをオフィスにした弁護士を雇ったことがある。料金は良心的だし、腕も良かったので、裁判には勝つことができたよ」と、驚きのエピソードを披露した。

自宅や会社のオフィスではなく、カフェやファーストフードなどをノマド=遊牧民のように転々としながらモバイル機器で仕事をするノマドワーカーが注目を浴びている日本だが、働く人の4人に1人がノマドワーキングスタイルで仕事をしているといわれるアメリカでは、車や公園、さらには電話ボックスなどをオフィスかわりにする強者も存在するという。この映画のように、いずれは日本にも車で仕事をするリンカーン弁護士ならぬ、ノマドワーカー弁護士が誕生するかもしれない。

映画『リンカーン弁護士』は丸の内ピカデリーほか全国公開中。

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執筆者

Yasuhiro Togawa