このたび8 月11 日より、映画『桐島、部活やめるってよ』(監督吉田大八、主演神木隆之介)が公開になります。現在行われているマスコミ試写では毎回満席の大盛況で「今年の邦画No.1!」と絶賛する声も多く、話題騒然、この夏、最も見逃せない作品です。
本日7 月5 日付けで発表された第147 回直木賞候補に、本作の原作者である朝井リョウ氏が著した「もういちど生まれる」(幻冬舎刊)が選ばれました。

朝井氏は、今年早稲田大学を卒業し、一般企業に就職。先日3 日に母校早稲田大学で行われたばかりの『桐島、部活やめるってよ』試写会Q&A イベントにも、「会社を飛び出してきました!」と駆け付けて登壇。映画の感想について、「親バカ発言になっちゃうんですけど、すっごく良かった。中には映画化されても不幸に終わっちゃうものもあるのに、小説の核だけがっちり残してくれて、あとはがらっと映画にしてくれて大満足です!」と、等身大のコメントを残したばかり。

中堅作家が主な対象となる近年の直木賞において、平成生まれの作家が候補者となるのはもちろん初めてのことで、平成元年に生まれた若き23 歳である朝井氏が受賞すれば大きな話題となることは間違いない。

注目の選考会は7月17日に行われる。発表に向けて大きな期待が高まる!

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執筆者

Yasuhiro Togawa