原案は、第二次世界大戦下、ソ連・シベリアの矯正労働収容所から仲間達とともに脱出し、1年余りかけ6500kmを踏破した実在のポーランド人兵士、スラヴォミール・ラウイッツの真実の物語。監督は『いまを生きる』『トゥルーマン・ショー』『マスター・アンド・コマンダー』で一貫して“人間の本質”を描き続けてきた名匠ピーター・ウィアー。

徹底的にリアリズムにこだわる監督の手法により、冒険家による冬期キャンプで俳優達はサバイバル生活を肉体的、精神的に経験。飢えと疲労によってどのように身体が変化していくか、心が自分自身にいたずらし始めるかを実感したといいます。主人公ヤヌシュには『ワン・デイ 23年のラブストーリー』のジム・スタージェスが抜擢され、過酷な運命に翻弄されながらも必死に生き抜こうとする男を熱演。共演には確かな演技力を持つ『ザ・ロック』のエド・ハリス、『トータル・リコール』のコリン・ファレル、さらに若手実力派として名高い『ハンナ』のシアーシャ・ローナンが名を連ねています。

この度本作の予告編とポスタービジュアルが完成致しました!予告編はシベリアからインドまでの壮大なロケーションを余すところなく盛り込み、極寒、炎暑、飢餓の苦しみと戦う人間達の壮絶なまでの生き様が描かれています。見終わった後には登場人物達と共に過酷な脱出の旅に参加しているような疲労感、まさに体感する予告編となっています。
さらにポスターにも登場する可憐な少女シアーシャ・ローナンがこの極限状態の中で一体どうなってしまうのか?!

「生きるために 歩く」。人間が生きるとは何のために生きるのか?そんな永遠のテーマを観客に問いかける作品です。

予告編::http://youtu.be/M9y1sKT4Ot0

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執筆者

Yasuhiro Togawa