2部作連続で贈る切なくも愛おしい壮大なラブストーリー

原作は、2002 年から小学館「月刊ベツコミ」にて連載され、少女コミックとしては驚異の累計発行部数1200 万部(全16 巻)を突破し、平成16 年度第50 回小学館漫画賞(少女向け部門)も受賞した、人気と実力を兼ね備えた大人気コミック「僕等がいた」。この10 年にわたり愛され続けた国民的コミックスが満を持して映画化。前・後篇として製作され、邦画初二部作連続公開した。主演は、人気・実力ともにこれからの日本映画界を担う注目の俳優・生田斗真と圧倒的な個性を放つ演技派女優・吉高由里子。作品や作風によってガラリと違う演技で魅せる二人のW 主演&初共演が実現した。監督は『ソラニン』で長編デビューを果たした三木孝浩。
主題歌は、Mr.Children が前篇では「祈り〜涙の軌道」、後篇では「pieces」の2 曲を書き下ろし!
永遠の純愛ストーリーが感動を呼び、前篇25億円、後篇17億円突破の大ヒットを記録!

スペシャル・エディションには、前篇・後篇とも新たに撮り下ろした全編ビジュアルコメンタリーを収録!
ブルーレイ、DVD のスペシャル・エディションには、一部の地域の方しか見られなかった特番、メイキング映像など、前後篇異なる映像特典を収録する。また、初回生産限定の特典として、前・後篇が収納できるスペシャルプラケース、前篇・後篇で異なる魅力のブックレットが同梱され、映画のすべてをコンプリート。さらに、ブルーレイ、DVD のために新たに撮影された、ここでしか見られない特典として、監督・三木孝浩と生田斗真、吉高由里子が映画本編を観ながら、スタッフや出演者しか知りえない秘密を明かす、ビジュアルコメンタリーを収録する。ここでは、主演の二人さえ知らなかった監督の演出意図やスタッフの苦労が次々と明らかになる。

収録は、先日都内のスタジオで行われた。吉高由里子は、オーディオコメンタリーの収録も経験したことがなく、今回のビジュアルコメンタリー収録が初体験となった。しかも、スタジオ入りするまでは、音声だけを収録するオーディオコメンタリーだと勘違いしていたことを生田斗真に明かされ「ちょっとびっくり…」と戸惑いながらスタート。今回は「僕等がいたの秘密」と題し、ファンの知らない秘密を明かしていく内容で、早速本編が流れはじめると、3 人はそれぞれの撮影時の思い出や、役作り、また自身の恋愛や高校時代の話など、「僕等がいた」のストーリーに沿った話が展開された。

前篇では、矢野と高橋の出会いから物語ははじまる。生田と吉高による、矢野と高橋が誕生して間もない撮影初期には、原作者の小畑友紀も現場見学に来ていた。その時の感想を吉高は「すごく緊張した。長い間あたためてきたキャラクターが本当に私でいいの?って不安だった。」と話し、生田は、「矢野です。って挨拶したけど、どう思われるか心配だった。」と二人とも原作者の反応が気になっていたことを明かした。また、セーラー服を着るのが初めてだった吉高は「はじめはどうやって着るのかもわからなかった。」と話し、一方生田は、「(矢野と高橋が放課後の教室で2 人きりになるシーンについて)こうゆうのはすごく憧れた。誰も入って来るなよ!ってドキドキしちゃう」と、高校時代のシーンでは、“憧れのシチュエーション”も多かった様子。様々なシーンで「こんなとき実際どうする?」など、生田、吉高それぞれが語ったり、2 人も知らなかった監督が明かす撮影時の“秘密”がいくつも明かされている。

後篇は、生田と吉高が一緒のシーンはほとんどない。とくに前半部分はほとんど登場しない吉高は「別の作品を見ているみたいで、映画に見入っちゃう」と言いながらも、どんな撮影が行われていたのか、興味津々。転校した高校で、矢野がクラスメートに見せびらかす高橋の写メは本編には映らず、吉高も知らない。「実は、撮影の合間にとった吉高さんのおもしろ画像だった」と生田が告白。「共演者のみんなから、面白くてわらっちゃうからやめてくれって言われた。」というほどの面白い画像だったようだ。ようやく高橋が声で登場するのは矢野と高橋が電話で話すシーン。しかし、吉高の声は別で収録されており、生田は録音された声に対して演技をした。「声だけでも、すごく懐かしい思いがこみあげた。」とストーリーさながらの感情で演技、その出来上がった映像に吉高が改めてアフレコ収録をする、という方法で制作された。吉高はアフレコの様子を「なんかそうゆう(バーチャルデートのような)アプリゲームやってるみたいで恥ずかしかった!」と話した。特に、電話チュー(電話越しにキスをする)では「どうすればいい音が出るのか、狭いアフレコブースの中で腕とか手とかにキスをしまくった。」と苦労を明かした。生田は一般の観客に交じって劇場でも本編を鑑賞したそうで、どのシーンで観客が泣き始めたのか、など観客の反応を2 人に話すなど、それぞれが、他の2 人の知らない“秘密”を披露しあった。

最後に、撮影を振り返って、タイトなスケジュールだったこと、寒い中での撮影が多かったこと、天気に泣かされたこと、後篇のシーンでも、前篇撮影の途中で撮ったことなど、苦労したこともあったが、「スタッフもキャストも、撮影していた時間、そのすべてがキラキラしていた」と生田が言うと、三木監督も吉高もうなずいていた。
三木監督、生田、吉高のそれぞれが語る“秘密”はビジュアルコメンタリーにぎっしり収録された。後篇へつながる伏線が、前篇にもちりばめられていることも明かされているので、ビジュアルコメンタリーを観て、また繰り返し本編を観たくなる、DVD&ブルーレイの特典にふさわしい映像となった。

★僕等がいた前篇スペシャル・エディション2012 年9 月28 日(金)発売
【Blu-ray】<特典DVD 付2 枚組> SBR22292D \7,035(税込)【DVD】<特典DVD 付2 枚組> SDV22294D \6,090(税込)
映像特典
<特典DISC>●三木孝浩監督&生田斗真&吉高由里子ビジュアルコメンタリー●特番
<本編DISC>●特報・TVスポット●三木監督監修「胸キュンチャプター」
初回生産限定特典
●前篇・後篇収納用スペシャルプラケース●特製アウターケース+アルバム型ディスクケース
●メモリーフォトブック32P前篇・後篇の名場面を写真で振り返るオリジナルフォトブック!
【本編ディスク】※スペシャル・エディション、スタンダード・エディション共通
カラー/本編123 分+特典映像/字幕:日本語
【Blu-ray】2 層/16:9 ビスタサイズ/音声:①日本語5.1ch ドルビーサラウンドドルビーTrueHD ②日本語音声ガイド2.0c ドルビーサラウンドドルビーTrueHD
【DVD】片面2 層/16:9LB:ビスタサイズ/音声①日本語5.1chサラウンドドルビーデジタル②日本語音声ガイド2.0chドルビーデジタル

★僕等がいた後篇スペシャル・エディション2012 年10 月19 日(金)発売
【Blu-ray】<特典DVD 付2 枚組> SBR22367D \7,035(税込)【DVD】<特典DVD 付2枚組> SDV22369D \6,090(税込)
映像特典
<特典DISC>●三木孝浩監督&生田斗真&吉高由里子ビジュアルコメンタリー●メイキング『「僕等がいた」の軌跡』
<本編DISC>●予告・TVスポット●三木監督監修「うるうるチャプター」
初回生産限定特典
●特製アウターケース+アルバム型ディスクケース
●メモリーフォトブック32P 本編撮影時の写真や宣伝イベント時の写真で綴るメモリーフォトブック!
【本編ディスク】※スペシャル・エディション、スタンダード・エディション共通
カラー/本編121分+特典映像/字幕:日本語
【Blu-ray】2 層/16:9 ビスタサイズ/音声①日本語5.1ch ドルビーサラウンドドルビーTrueHD ②日本語音声ガイド2.0c ドルビーサラウンドドルビーTrueHD
【DVD】片面2 層/16:9LB:ビスタサイズ/音声①日本語5.1chサラウンドドルビーデジタル②日本語音声ガイド2.0chドルビーデジタル

★『僕等がいた前篇スタンダード・エディション』(BD:¥4,935、DVD:¥3,990)9 月28 日(金)リリース
『僕等がいた後篇スタンダード・エディション』(BD:¥4,935、DVD:¥3,990)10 月19 日(金)リリース
★『僕等がいた前篇』9 月14 日(金)ブルーレイ&DVD レンタル開始★『僕等がいた後篇』10 月12 日(金)ブルーレイ&DVD レンタル開始

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執筆者

Yasuhiro Togawa