6/16(土)より開催中の第15回上海国際映画祭にて、9/15より全国ロードショーとなる映画『鍵泥棒のメソッド』(主演:堺雅人)が、脚本賞を受賞いたしました。日本映画が脚本賞を受賞するのは、上海映画祭史上初となります。

106の国と地域1643の応募作から選出された17作品で争われたコンペティション部門(審査員長:ジャン=ジャック・アノー監督)に日本から唯一選出された本作は、主演の堺雅人、共演の広末涼子、監督の内田けんじが16日(土)のオープニングレッドカーペットや17日(日)の舞台挨拶、記者会見に参加。16日の入国時には上海の空港に多くのファンが殺到し、アジア各国のトップスター(ジャッキー・チェン、トニー・レオン、チョウ・ユンファ、リン・チーリン、チャン・ドンゴン等)が登場したレッドカーペットでは彼らに引けをとらない大歓声が巻き起こり、舞台挨拶会場への入口には、堺、広末を見ようと200人以上のファンが詰めかけ、急遽、映画祭側が警備員を増加するほどの熱烈な歓迎を受けた。

脚本・監督を手掛けた内田けんじ監督(39)のコメント
『映画の脚本は、映画が完成した時に完成するも のだと思っています。 この映画に参加してくれたスタッフ、キャスト全ての人に感 謝しています。ありがと うございました』

尚、内田けんじ監督作は、前作『アフタースクール』のリメイク権に、中国の映画会社2社からオファーがあり、そのうちの1社が権利を獲得し、製作開発中である。またデビュー作『運命じゃない人』は韓国でリメイクされ、『COUPLES』と言うタイトルで昨年公開されるなど、すでにその脚本力はアジアで高く評価されており、本受賞により、更なる注目が集まることが予想される。

9/15(土)よりシネクイント他 全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa