本日6/21(木)〜24(日)まで、20回目の開催となる『20thアニバーサリー フランス映画祭』が有楽町朝日ホールにて開幕しました。

記者会見では、『わたしたちの宣戦布告』の監督兼主演、ヴァレリー・ドンゼッリ(セザール賞最優秀監督賞)、『愛について、ある土曜日の面会室』レア・フェネール(ルイ・デリュック賞受賞)によるフランスの誇る若き才女が登壇。

満席の会場で行われたオープニングセレモニーでは、今年のオープニング作品で、動員1900万人、フランス国民3人に1人が観たという『最強のふたり』(東京国際映画祭サクラグランプリ賞受賞作品)のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督など、フランスから9作品13名の監督や俳優が客席を通り抜けて登壇し、会場をわかしました。

■日程:6月21日(木) 
■場所:有楽町朝日ホール(座席数:714席)

記者会見
<登壇者>ヴァレリー・ドンゼッリ(『わたしたちの宣戦布告』監督・主演女優)(39)
    レア・フェネール(『愛について、ある土曜日の面会室』監督)(30)
    レジーヌ・アチョンド(ユニフランス・フィルムズ代表)

女性監督の出品がないと一部批判的な報道もあったカンヌ映画祭と逆に、「20 th アニバーサリー フランス映画祭」では、母であり女性監督であるヴァレリー・ドンゼッリ、レア・フェネールが登壇し、日本への思いや、子育てと監督業など、フランスでの映画製作に関して話をしました。

◆ヴァレリー・ドンゼッリ監督コメント
女性だからという気持ちよりも、自分として映画を作っています。俳優として映画の世界に入ったのちに監督をはじめました。子供が生まれてから監督をはじめたので、子供がいない状態での映画作りが想像できません。

◆レア・フェネール監督コメント
私の世代では男尊女卑が薄れていますが、初めてつくった本作では大人の男性と戦いました(笑)
子供が生まれてからは、子育てが中心で、映画を作っていません。ただ、次作は子供や自分の家族を出演させる映画を作りたいと思ってます。

オープニングセレモニー

<OPセレモニー登壇者>(9作品13名)
1:『短編6作品』から「ラスト・ワゴン」 監督:フェッド・マンスール
2:『アーネストとセレスティーヌ』 監督:バンジャマン・レネール
3:『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』 監督:フィリップ・グランドリュー
4:『リヴィッド』 監督:ジュリアン・モーリー
5:『そして友よ、静かに死ね』 出演:ディミトリ・ストロージュ
6:『スリープレス・ナイト』監督:フレデリック・ジャルダン  脚本:ニコラス・サーダ 
             主演:トメル・シスレー
7:『愛について、ある土曜日の面会室』 監督:レア・フェネール
8:『わたしたちの宣戦布告』 監督・主演:ヴァレリー・ドンゼッリ 主演:ジェレミー・エルカイム
9:『最強のふたり』 監督:エリック・トレダノ  オリヴィエ・ナカシュ

全員が登壇し写真撮影が行われたのち、オープニング作品『最強のふたり』のエリック・トレダノ監督、オリヴィエ・ナカシュ監督が挨拶を行い上映が開始しました。

主催:ユニフランス
20 thアニバーサリー フランス映画 http://unifrance.jp/festival/

執筆者

Yasuhiro Togawa