カナダ/バンクーバーパンク・ドキュメンタリー’77−’83
打ちのめされても屈することは無い!
                 

北米大陸カナダの西海岸、太平洋とロッキー山脈に挟まれた都市バンクーバー。カナダ第3の都市圏であるこの地域にも70年代後半の世界を席巻したロック史上最大の革命”パンクロック”の嵐は吹き荒れた!

カナダ西海岸の都市、バンクーバー
70年代後半から80年代にかけて数多くのパンクバンドがこの都市で結成され活動していた。代表格のD.O.A.は現在も現役で活動中である。ハードコアファンには知られた存在のSUBHUMANS。結成時は全員10代の少女だったオールガールズパンクバンドの先駆けDISHRAGS。POPな楽曲で日本のパンクCLUB DJ / CLUB KIDSにも人気のPOINTED STICKS。紅一点のベーシスト、メアリーのキュートなルックスからは想像出来ないエイサイティングなプレイがガールズベーシストの憧れの的、POWER POPファンに絶大な人気のMODERNETTS。そしてYOUNG CANADIANS/BRAIN EATRES/ACTIVE DOG 等々。90年代から盛んになったオブスキュアバンド発掘作業もあり上記のバンドの音源が再発され、00年代には、D.O.A./POINTED STICKS/MODERNETTES/DISHRAGSは来日も果たした。

あまりにリアルな証言はそれ自体がもはや歴史である
現状に漠然とした不満をかかえた若者達をパンクロックが魅了していったのは当然の事。攻撃性、そして与えられているだけじゃない、自らの個性、価値観を堂々と表現し、また受け止める。音楽、アートを通じ自ら行動を起こし始めた連中が続出。小さいながらも熱くうごめいた時代が世界中の都市同様、いや何処よりもこの街にもあった。パンクロックに熱狂し、自ら行動した若者達。そのバンクーバーでの記録を貴重な映像と当事者、関係者の証言で検証されるこのドキュメンタリーはバングーバーパンクの多様性、そしてその始まりから衰退迄を当事者達、そして豪華なコメンテイターの証言と貴重な当時の映像を元に追っていく。また、パンクロックの革命的影響力からみた夢、そしてそれが崩れた時を当事者によって語られるのはリアルであり、歴史でもある。

“どんな業界であれ人が始めるのでなく、事が起きるものだ。そして人が飛び乗ってくる。人々 場所 バンド 歳をとって変化し 消える。でも 記憶や音楽は残り、影響と刺激を与え続けている。自らの一章をストーリーに書き込んだ者たち。”    −—劇中ナレーション

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執筆者

Yasuhiro Togawa