軍様のキケンな珍道中、笑撃は核ミサイル級!
大爆笑のあとにはまさかの感動が待っている!?

世界のお騒がせコメディ俳優サシャ・バロン・コーエンの主演最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の場面写真が公開となった。

今回公開された写真は、美女親衛隊を引き連れ、ニューヨーク5番街をラクダでパレードする将軍様の写真をはじめ、高級コールガールとして本人役で出演するミーガン・フォックスの写真、そして『ヒューゴの不思議な発明』に続いてバロン・コーエンとの共演となるオスカー俳優ベン・キングズレーの写真、将軍様のワディヤ共和国で開催されるオリンピックならぬワディリンピックの写真、そしてヒゲを失った将軍様が自然食品スーパーで働く写真の5点で、さらにはいままでベールに包まれていたストーリーの詳細も明らかとなった。

国際社会をナメきったアブナイ独裁者、ワディヤ共和国のアラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)はブッ飛んだ人生を謳歌していた。そんなある日、核開発を疑う国連から、ニューヨークのサミットで釈明しないと空爆を開始するゾと呼び出しをくらい、将軍様はアメリカへと向かう。観光気分でやって来た将軍様だったが、滞在先のホテルで突然謎の男に拉致され、トレードマークの立派なヒゲを剃られてしまう。何とか逃げ出したものの、ヒゲと権力を奪われ浮浪者同然となってしまった将軍様は、街で出会ったゾーイ(アンナ・ファリス)に助けられ、彼女が経営する自然食品スーパーで働くことに! 一方、国連には将軍様そっくりの替え玉が出席し、「ワディヤ共和国は民主主義に生まれ変わる」と宣言。どうやら側近のタミール(ベン・キングズレー)がどこかの黒幕と壮大な陰謀を企んでいるらしい。絶望的状況に追い込まれた将軍様は、かつて自分が処刑したはずの核開発者のナダルと偶然再会する。ナダルは核開発を続けることを条件に、将軍様の権力奪還に手を貸すことを約束する。
新憲法成立までのタイムリミットは3日間。アラジーン将軍は笑撃の猛反撃に出る!将軍様に心を寄せる超博愛主義のゾーイとの思わぬ恋、核開発者のナダルとのオカシな友情、そして大爆笑のあとにまさかの感動が待っている!

監督は『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』でもバロン・コーエンとコンビを組んだラリー・チャールズ。監督は、「この作品は台本ありきの作品にすると最初から決めていたんだ。初の台本ベースの映画づくりの挑戦だったので、これまでと勝手が違ったがそれが逆に新鮮だった。この作品では、ユニークな視点から現代のリアルなアメリカや世界情勢を描いている。アメリカって? 民主主義って? 独裁国家って? 様々な要素が盛り込まれていて、良いストーリーがあって、そして『ボラット』『ブルーノ』に負けないエッジ—さがあって、しかもコメディとして最高に笑える作品だと思っているよ」と自信をのぞかせる。

『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は9月7日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国順次公開。

予告編::http://youtu.be/WCi6qtCk_Rg

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執筆者

Yasuhiro Togawa