“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに、1977年よりスタートした映画祭「PFF ぴあフィルムフェスティバル」。昨年秋の東京開催を皮切りに全国開催中の第33回のPFFですが、このたび例年に引き続き、名古屋および福岡での開催が決定いたしました。

PFFのメインプログラム「PFFアワード」は、世界最大の自主映画コンペティションです。これまで若手監督の登竜門として、中島哲也監督(『告白』)、園子温監督(『冷たい熱帯魚』)、李相日(『悪人』)など、日本映画界で活躍する多くの映画監督を輩出してきました。今回の「PFFアワード2011」では、602本の応募作品から厳選された、若き才能あふれる17本の入選作品を上映!東京国際映画祭や釜山国際映画祭で上映され話題となった、グランプリ作品『ダムライフ』(北川仁監督)や、バンクーバー国際映画祭「ドラゴン&タイガー・アワード」においてスペシャルメンションを授与された『Recreation』(永野義弘監督)など、世界が熱狂する見逃せないラインナップとなっております。

また、名古屋会場限定のプログラムとして、昨年12月に急逝されました森田芳光監督の追悼特別企画「20代の森田芳光がみていたもの 〜疾走する8ミリ自主映画時代〜」を実施いたします。1978年のPFFアワード入選作品『ライブイン茅ヶ崎』を含む、躍動感あふれる8ミリ作品3本を特別上映する本企画は、デビュー前の森田監督の自主制作作品を鑑賞できる貴重な上映となっております。

【第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 名古屋】
■会期:2012年6月30日(土)〜7月4日(水) ※月曜休館
■会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA ※6名の監督がゲスト来場予定

【第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 福岡 開催概要】
■会期:2012年7月6日(金)〜7月8日(日)
■会場:福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ ※2名の監督がゲスト来場予定

<上映プログラム>
(1)PFFアワード2011
(2)追悼特別企画「20代の森田芳光がみていたもの 〜疾走する8ミリ自主映画時代〜」※名古屋会場のみ

(3)第21回PFFスカラシップ作品『恋に至る病』プレミア上映

「PFF ぴあフィルムフェスティバル」公式サイト:http://pff.jp/

執筆者

Yasuhiro Togawa