昨年9月に韓国で公開されるや多くの人々が衝撃を受け460万人以上もの観客を動員、その影響で法律が見直されるなど、まさに国家をも動かしたセンセーショナルな話題作 『トガニ 幼き瞳の告発』が、ついに8月4日(土)より公開となります。そしてこの度、その原作本が蓮池薫氏の翻訳により、新潮社より発刊となりました。

映画では、赴任した教師役に『コーヒープリンス1号店』『あなたの初恋探します』のコン・ユが、今までのイメージとは異なりあの人懐っこい笑顔を封印、自身初の父親役に挑戦。命を掛けて闘う姿を熱演し、実力派俳優として新境地を拓いた。そんなコン・ユが本作に賭ける思いは特別なものがあった。2008年から兵役に入っていた彼は、進級記念としてこの小説「トガニ」をプレゼントされ、その内容に大きな衝撃を受ける。“この恐ろしい事実を1人でも多くの人に知ってもらいたい”という一心で、本作の映画化に向け、積極的に動きその熱意が多くの人々の心をも動かしたのは想像に難くない。
6月下旬には原作者の孔枝泳(コン・ジヨン)氏の来日が決定し、シンポジウム等も予定されている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa