リン・ラムジー監督9年ぶりの最新作として6月30日(土)より公開する『少年は残酷な弓を射る』で、主演のティルダ・スウィントンの息子役ケヴィンを演じ、世界中の注目を浴びているハリウッドの新星、エズラ・ミラーが、この度カンヌ国際映画祭のメインスポンサーである高級宝飾ブランド、ショパールが世界で最も注目すべき俳優達に対して与える新人賞を受賞しました。

ショパールの授賞式パーティーはホテル・マルチネスの最上テラスで豪華に開催され、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラーと『ファミリー・ツリー』シャイリーン・ウッドリーが、世界の映画界で最も活躍が期待される注目すべき若手俳優として新人賞を受賞。今回のパーティーには、仏女優のマリオン・コティヤール、去年の東京国際映画祭の審査員として日本にも来日していた中国女優ファン・ビンビン、チャーリー・チャップリンの孫娘で女優のドロレス・チャップリンら、そうそうたる映画セレブたちが多数のボディーガードによる超厳戒態勢の中優雅に開催され、プレゼンターはショーン・ペンが務めた。

今回新人賞を受賞したエズラ・ミラーがティルダ・スウィントンと親子役で共演した『少年は残酷な弓を射る』は、スティーブン・ソダーバーグが製作総指揮を務め、昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールは逃したものの、批評家の高い評価を受けた衝撃作として、賞レースをにぎわせ、エズラ・ミラーも新たに現れた実力派新人俳優として映画人達の間にも強い印象を残している。今年のカンヌでは、長髪でパンキッシュなスタイルでパーティーシーンに登場、危なげな少年のイメージを持つエズラは、2年連続のカンヌ国際映画参加でさらに知名度を高めたことは間違いない。エマ・ワトソンとの共演作『ザ・パークス・オブ・ビーイング・ア・ウォールフラワー(原題)』に続き、『アリス・イン・ワダーランド』のミア・ワシコウウスカを主演に映画化が決定したギュスターブ・フローベールの名作『ボヴァリー夫人』では、不倫相手役を演じることも決まっている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa