本日5月26日(土)、東京・新宿武蔵野館、大阪・シネマート心斎橋にて、映画『ミッドナイトFM』が初日を迎えました。
20代〜70代という幅広い年齢層の方々が劇場に詰めかけ、午前中から“サイコ・スリラー”に震撼!
韓国のボックス・オフィスで2度の1位をとっている本作、早くも、日本での大ヒットも期待されます!

本作主演は、ラジオDJソニョン役にスエ(『夏物語』)。ソニョンを執拗にスト−クし追い詰めていく残虐な殺人鬼ハン・ドンス役にユ・ジテ。ユ・ジテは、『オールド・ボーイ』以来のサイコ・パスを熱演しております。またスエは、本作でスリラー初主演にして、見事、韓国のアカデミー賞といわれる青龍映画賞で主演女優賞を受賞。名実ともにトップ俳優の競演作です。監督は、本作が2作品目というキム・サンマン。冒頭からエンディングまでの106分、一瞬たりとも息をつかせぬ見事な演出で、ある日の深夜に起こる恐怖を描きます。数々の映画名作も効果的に使われており、映画ファンには更なる楽しみとなっております。

“スエ”インタビュー:清純派を脱皮し強烈なオーラを放つ!
こんにちは、スエです。本作にはラジオDJとして出演しています。その職業はとても魅力的で、映画の中ですがDJになれて本当に嬉しいです。彼女は普段、平常心を維持しながら自分に与えられたことに最善を尽くすキャリアウーマンです。理性を失うことのないアナウンサーとしてもDJとしても有名な女性が直面する緊迫感を、心がけて演じました。
ユ・ジテさんとは、以前から、是非一緒に仕事をしてみたかったです。この映画ではハン・ドンスを演じるユ・ジテさんとの演技というよりも、緊張感を維持することが大切だと思いました。
本作では体をはる演技が多いですが、とても楽しかったです。でも、現場では没頭してしまうので、自分でも知らないうちに自制できなくてケガをすることもありました。
撮影に入る前に、心理的な面や肉体的な面で大変ではないかと心配したのですが、キャスティングの素晴らしさや、共演者、そして監督のおかげで楽しく演じられました。この雰囲気のまま、良い結果がでることを願っています。

“ユ・ジテ”インタビュー:カリスマ性が炸裂する最強の悪役が戻ってきた!
こんにちは、ユ・ジテです。『ミッドナイトFM』でハン・ドンス役を演じました。
最近の悪役の中でも、ハン・ドンスは強烈な悪役だと思います。冷酷で、偽りのない感情を爆発させます。観客の皆さんに、楽しんで観てもらえる映画だと思います。
『オールド・ボーイ』のウジンが復讐という明確な理由をもっていたとすれば、本作のハン・ドンスは復讐とは違う自己陶酔型の悪役です。
また、本作では映画で初めて坊主頭を経験しました。頭を剃ってみて、意外と似合うなと思いました。(笑)そうでしょう!?
キャラクターは自分で計算する部分もありますが、監督やキャストと一緒に創る部分がとても大きいです。ハン・ドンスをこんなふうに演じることもできる、そんな本物の演技を見せたいですね。

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執筆者

Yasuhiro Togawa