この度、映画『アイアン・スカイ』が9月よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開される。「第二次世界大戦後、敗北したかに見えたナチス軍は、月の裏側に逃げ込んだ。そして2018年、地球を侵略しに帰って来る」という衝撃のプロットで世界中を席巻した映画『アイアン・スカイ』。フィンランド、ドイツ、オーストラリアの共同製作である本作は、ベルリン映画祭でも空前の盛り上がりを見せ、目玉作品としてプレミア上映された。また、世界中の映画ファンからカンパを募り、その総額が約100万ユーロ(約1億円)に上るほど、ファン待望の作品となっている!!ヨーロッパを中心に公開がスタートし、大ヒットを記録している。今回のヨーロッパの大ヒットは彼ら自身信じてはいたものの予想以上のヒットだということで彼らはノリに乗っている。

カンヌ国際映画祭に来ていた本作のプロデューサー、テロ・カウクウマと監督のティモ・ヴオレンソラから『アイアン・スカイ』の続編と、前日談を描いた作品が製作されることが発表された。ナチス軍の残党が月へ向かった1945年から地球侵略をする2018年までを描くという事キャストやスタッフやストーリーも詳しい内容は決まっていないということだ。新作も今回と同様に一部の資金は一般のファンからのカンパで製作する予定ということだ。大ヒットにより多くのファンから続編への期待の声が多く寄せられたということ。この2作の他にナチス関連の映画も1本製作予定だという事だ。日本では本作『アイアン・スカイ』は9月に公開予定で、公開4ヶ月前にして、すでに話題となっている。
ナチスが月へ逃げてから何をしていたのか、本作の後に何が起きるのか、本作もプロットだけで1億円を一般のファンから集めるほどの話題作である本作、その前後談にも期待が高まる。公開時期等は未定である。

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執筆者

Yasuhiro Togawa