パラマウントピクチャーズ配給、今年1番の痛快コメディ映画話題作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(原題『The Dictator』)。

 先日、カンヌ国際映画祭開幕日のド派手なスタントで話題を呼んだ、待望のサシャ・バロン・コーエン主演映画最新作が、ついに全米を含む、世界各地での公開を迎えた。

 この数週間の全世界での独裁プロモーションの強烈な勢いに乗り、現在世界で躍進中の『アベンジャーズ』を抜いて、世界25ヶ国で見事初登場No.1スタートを飾った!

 先週公開されたインターナショナル29ヶ国の内、イギリス、オーストラリア、ドイツ、オーストリア、スイス、スウェーデン、ノルウェー、フォンランド、ベルギー、オランダなど、世界25ヶ国で初登場No.1となった本作。インターナショナル29ヶ国の成績は、前作『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』を126%、『ブライズメイズ史上最悪のウェデングプラン』『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪のニ日酔い』を150%も上回り、週末3,030万ドルという驚異的な数字を記録した。これで5/16に公開された全米の成績を合わせると、ワールドワイドの5日間合計で5,500万ドルとなった。

 NYやLAの大都市、北ヨーロッパでは、男性層(65%)をメインに幅広い層の集客をする中、特に若者層の高評価を得て、25歳以下が65%を占めるという恰好の観客構成になった。出口調査の結果も良いため、若者たちによる今後のSNSを使用した、コメディ映画ならではの口コミでの広がりも期待される。

 本作は、自由の国アメリカで身元不明となった <世界で1番キケンな独裁者>に襲いかかる人生最大の試練と恋を描いた、爆笑珍テロ・コメディだ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa