このたび、今年で20回目の開催となる映画祭の全来日アーティストのラインナップ決定致しました。

本年度より『団長』制度はなくなりましたが、新たな制度として“Les Filles du cinéma français”「フランス映画の女たち」をスタートいたします。フランス映画業界の今を象徴する旬でアップライジングな女優や監督をアピールする制度として、記者会見、握手会やイベント出演など様々な催しでの稼動を検討しています。

総勢約20アーティストが来日!今年の顔は女性グループ!!
毎年恒例の来日アーティストが決定いたしましたのでご報告いたします。“今”のフランスを象徴するアップライジングで旬なスターたちが本年度も映画祭を美 しく彩ります。来日人数は過去最多となり、上映後のトークショーやサイン会など各種イベント出演などで例年以上に話題を呼ぶことになりそうです。

 本年度は、フランス映画業界を代表して女性3人組“Les Filles du cinéma français”「フランス映画の女たち」が映画祭の顔となります。キュートなルックスからは想像もつかないほど異端な行動やファッ ションが話題となり、一流ファッション誌の表誌を総なめしたリュック・ベッソンの秘蔵っ子、ルイーズ・ブルゴワン(『A Happy Event(仮)』主演)、『マルタ…マルタ』や『7 ans』などの映画で女性が持つダークサイドをその独特の世界観で見事に演じた女優でありフランス女流監督として今最も注目されているヴァレリー・ドン ゼッリ(『わたしたちの宣戦布告』監督/出演)、そしてヴェネチア映画祭で大絶賛され、フランスで最も権威のある批評家賞、ルイ・デリュック賞を受賞した 世界が期待する新人女流監督のレア・フェネール(『愛について、ある土曜日の面会室』監督)。女性がシーンを背負うという時代性を象徴するこの個性豊かな 「フランス映画の女たち」が、同じく女性であるユニフランス・フィルムズ代表・レジーヌ・アチョンドとともに記者会見や各種イベントに出演し、本年度の映画祭を華やかにいたします。

第 65 回カンヌ国際映画祭出品作品の上陸決定!
 このたび、未公開アニメーションの『アーネストとセレスティーヌ』(監督:バンジャマン・ルネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ声優:ランベール・ウィルソン、ドミニク・モラン)が特別追加作品として決定しましたのでご報告いたします。本作は、ベルギーの絵本作家・故ガブリエル・ヴァンサン氏の人気シリーズ絵本『くまのアーネストおじさん』を原作としたアニメーション映画です。原作のくまのおじさんとねずみの女の子のほほえましい生活を描いたシリーズ作品は世界各国で高い評価を受け、全世界 10 カ国で出版されています。愛の深さ、他人に尽くす喜び、気取らない生活などを表現した本作は第 65 回カンヌ国際映画祭 監督週間部門に公式出品も決定いたしました。本作で今年のプログラム数が長編11作品、短編6作品(1プログラム)の計12プログラムで決定。

開催情報
開催期間:
2012年6月21日(木)〜6月24日(日)
会場:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>
公式サイト:
http://unifrance.jp/festival/

執筆者

Yasuhiro Togawa