先日発表された日本人留学生・島田あやを演じる初音映莉子の叔父である鹿島大将役に西田敏行、日本側の運転手兼通訳として物語のキーマンとなる人物・高橋を演じるのは、『ラストサムライ』はじめ現在製作中のハリウッド映画『47RONIN』等にも出演しており、精力的に海外で活躍している羽田昌義の起用が決定。

アメリカ政府によって戦争責任を追及される木戸幸一内大臣役に伊武雅刀、関屋貞三郎宮内次官役には夏八木勲、近衛文麿元首相には中村雅俊、 東條英機役には火野正平など、日本を代表するベテラン俳優達が脇を固めている。
なお、西田敏行演じる鹿島大将の妻を桃井かおりが演じることも発表された。
なお、トミー・リー・ジョーンズ演じるマッカーサー元元帥に相対する昭和天皇役は、歌舞伎界から新世代の女形として活躍している片岡孝太郎が抜擢された。
過去にはS・スピルバーグ監督作『太陽の帝国』(’87年)等のハリウッド映画の出演経験もあり、演技力は既に国内外からも定評があり、今回のキャスティングに至った。

製作発表が世界解禁になった今年の1月中旬より、随時俳優陣がNZの撮影現場に参加、先月行われた皇居前での撮影も日本政府の特別な許可のもと極秘裏に敢行され、現在急ピッチで編集作業が進んでいる。

本作の世界配給に関しては、海外セールス会社のSierra/Affinityが担当、既に先日行われたベルリン国際映画祭のフィルムマーケットでは、映像がないにも関わらず世界各国のバイヤーから問合せが殺到し、5月16日から開催されるカンヌフィルムマーケットでは世界初の映像解禁となる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa