5月16日(水)より開催される、第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に、東京国際映画祭の主催団体である公益財団法人ユニジャパンが経済産業省と文化庁の支援により、昨年度スタートさせた国際共同製作認定の初年度の認定作品の一つである、アッパス・キアロスタミ監督最新作『ライク・サムワン・イン・ラブ』が正式招待されました。

昨年度は、ユニジャパン認定を受けた13企画のうち、11企画が文化庁の「国際共同製作映画への支援」(以下、文化庁支援という)を申請し、『ライク・サムワン・イン・ラブ』を含む5企画が支援の対象に採択されました。

ユニジャパン/東京国際映画祭では本作品のカンヌコンペティション部門正式招待を心よりお祝いすると共に、今後も、実写、アニメーションを問わず、国際共同製作に取り組む日本の製作者を応援し、より良い製作環境づくりに向けたサポート活動を続けてまいります。

●ユニジャパン国際共同製作認定について
本認定制度は、昨年度より、経済産業省等が推進する国際共同製作に関連し、我が国の映画製作者の国際展開を支援推進するため、日本の製作者団体が参加する映画の国際共同製作のうち、①日本の製作者の海外市場獲得に寄与し、②文化交流・人材交流を通じた産業のグローバル化や文化の質的向上に寄与する国際共同製作かどうかをユニジャパンが審査し、認定する制度です。同じく昨年度に創設された文化庁支援において採用され、文化庁支援ではユニジャパンによる国際共同製作認定を受けていることが申請要件となっています。

ユニジャパンWebサイト:http://unijapan.org/co-production/2012.html

●文化庁支援について
従来、日本映画の製作に対する支援制度としては、文化芸術振興費補助金による「映画製作への支援」がありますが、平成23年度より、「国際共同製作映画への支援」が新設されました。本補助金制度の詳細(募集案内)は、以下の文化庁Webサイトより参照ください。

文化庁Webサイト:http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/03eiga_sien/index.html

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=50345

執筆者

Yasuhiro Togawa