『浮き雲』『過去のない男』のフィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ監督最新作がついに到着いたしました。カンヌ国際映画祭国際批評家賞、エキュメニック賞スペシャル・メンションなど数々の賞を獲得し、“最高のハッピー・エンディング映画”として世界各国で絶賛を浴びた本作。世知辛い世の中にあって「“カウリスマキ界隈”では奇跡は本当におきてしまう」と言わしめる現代のおとぎ話です。

本作には、北フランスのル・アーヴルで実際に活動するロックミュージシャン、リトル・ボブ(ロベルト・ピアッツァ)が本人役で出演しております。
「ロケ地を探していたとき、リトル・ボブの存在がル・アーヴルを舞台に選んだ理由のひとつだった」と語るカウリスマキ監督。「ル・アーブルはフランスのメンフィス、リトル・ボブはさながらそこのエルヴィス・プレスリー」と、その歌声を絶賛しております。

作中では、主人公マルセルが、移民の少年イドリッサの密航費用3000ユーロを工面するため、人気ロック・ミュージシャンであるリトル・ボブにチャリティコンサートの開催を頼むことに。

そんなリトル・ボブのライブシーンも楽しめる『ル・アーヴルの靴みがき』は、いよいよ4月28日(土)より公開です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa