パラマウントピクチャーズ配給、今年1番の痛快コメディ映画話題作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(原題『The Dictator』全米公開5月16日)。

 5月16日の全米公開及び世界各地での公開を目前に控え、ワールドツアー中の英俳優サシャ・バロン・コーエン。先週のオーストラリア・シドニーに続き、今度は映画の舞台ニューヨークに凱旋した。現地時間5/7メディア注目の会見には、サシャ扮する独裁者アラジーン将軍が、ライフルを持った警護美女軍団を従えて登場。場内はプラカードを持ってアラジーン将軍を支持する人々の<アラジーンコール>に包まれた。今回の会見は、「世界的に絶滅の危機にあるディクテーター(独裁者)に光を与える目的」で行われた(笑)。会見では、「独裁者は人道的悲劇の真の被害者である」とか、「民主主義は最も非効率的なシステムである」などと独裁者ぶりをいかんなく発揮。途中、質問に手を挙げた女性ジャーナリストを口説くなど、独裁と毒舌は続き、「年々私が尊敬する独裁者や友達が減っていき寂しい」とカダフィや金正日へのメッセージを送った。また、「私がイスラエルの首相になったら、まずイスラエルをぶちこわす」」と発言するなど、30分間に及ぶ終始爆笑の演説(会見)が行われた。

 このあと、5/10のロンドンワールドプレミアに参加、その後5/16の全米公開と、世界が注視する中、ますますサシャ扮するアラジーン将軍の行動と発言から目が離せない。

 世界のお騒がせ男、英俳優サシャ・バロン・コーエンの主演最新作は、自由の国アメリカで身元不明となった <世界で1番キケンな独裁者>に襲いかかる人生最大の試練と恋を描いた、爆笑珍テロ・コメディ。 監督は『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』で、サシャとコンビを組んだラリー・チャールズ。共演はアンナ・ファリス、ジョン・C・ライリ—、ベン・キングズレー、ミーガン・フォックスと、多彩な顔ぶれ。

  『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は、9月7日(金)より、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他、全国順次公開!

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執筆者

Yasuhiro Togawa