トム・ハンクスが製作・監督・脚本・主演のすべてを手掛け、ジュリア・ロバーツとの豪華共演で贈るハートフル・ストーリー『幸せの教室』。

本作の主人公ラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、仕事をリストラされても人生の再スタートのために心機一転、大学に入り、様々なことに挑戦しながら前向きに生きていきます。大学の教師としての情熱や日々の喜びさえも失っていたメルセデス(ジュリア・ロバーツ)も再び自分と向き合い始めます。本作はどんな苦難があっても、新しい事にチャレンジし続けることで自らの幸せをつかんでいくことを描いた心温まるストーリーです。

そんな本作に、トム・ハンクスの息子であるチェット・ハンクスが出演していることが明らかになりました。また、妻のリタ・ウィルソンも出演しており、トムの家族による共演も見どころとなっています。

チェット・ハンクスは1990年、トムとリタの間に生まれ、現在21歳。数本の短編フィルムに出演する他、小さな役柄ながら、スティーブン・スピルバーグ監督の大ヒット作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』にも出演した経験をもちます。また、2011年にはラップ歌手“チェット・ヘイズ”名義でシングルを発売するなど、父親譲りのマルチな才能を開花させています。本作ではジュリア演じる大学教師のメルセデスに、ピザを届ける配達員役で、念願の“父子共演”が実現しました。

一方、妻のリタは、ラリーの住宅ローンを担当する銀行員で出演し、こちらは“夫婦共演”となりました。役柄とはいえ、夫であるトムに対し、なかなか辛らつなセリフを発しており、普段の夫婦生活を思わず想像したくなるワンシーンとなっています。女優、そして映画プロデューサーとしての顔をもつ彼女。トムとの映画共演は『虚栄のかがり火』、『めぐり逢えたら』、『すべてをあなたに』に続き今回が4度目で、大ヒット作『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』ではトムと共同プロデュースを手掛けています。
製作・監督・脚本・主演という1人4役で、本作に全エネルギーを注いだ名優トム・ハンクスにとって、『幸せの教室』は共演という形で、愛する“家族とのきずな”を再確認するきっかけにもなっています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa