『リング』・『着信アリ』シリーズを世に送り出し、一大ホラーブームを巻き起こした角川映画と東宝が強力タッグを組み、ふたたび全く新しいジャンルの学園ホラー映画「Another アナザー」をこの世に送り出します。
原作は、2009年に発表されるや、「このミステリーがすごい! 2010年度版(宝島社)国内部門」など数々の権威ある書籍ランキングで高順位を獲得し、各方面で絶賛を浴びた綾辻行人(※原作者・綾辻行人の「辻」は二点しんにょうです。)の『Another』。いまだ熱狂的ファンを集める話題作の映画化に、とびきりフレッシュなダブル主演キャストが抜擢されました。ある学園に転校早々、不可解な事件に巻き込まれる少年・榊原恒一役に、デビュー以来、映画・ドラマの主演が続き大型新人と期待を集める逸材、山?賢人。物語の鍵を握る眼帯をした謎の美少女・見崎鳴役に、雑誌『SEVENTEEN』専属モデルとして活躍し、映画「告白」では鮮烈な印象を残し絶賛を浴びた大器、橋本愛。ともに映画界大注目の二人が、美しき謎に満ちた前代未聞の学園ホラーに挑戦します。そして、人気ミステリー作家・綾辻行人渾身の大著の映画化に挑むのは、監督デビュー以来、恐怖描写を追及する鬼才であり、冬に映画「今日、恋をはじめます」の公開が控える古澤健。
さらに、この映画の主題歌を、ティーンを中心に絶大な人気を誇り、数々のヒットソングを世に送り出してきた“加藤ミリヤ”が担当することが新たに決定しました! 主題歌のタイトルは「楽園」。加藤ミリヤがこの映画主題歌のために作詞・作曲した新曲で、映画主題歌3作品目にして初めて劇中のセリフ(「もう始まってるかも知れない」)を歌詞に反映させるなど、学園ホラーの世界感をさらに盛り上げます!

加藤ミリヤ コメント
一言、本当に面白いです。
ホラー映画でこんなに登場人物に感情移入して観られたのは初めての経験でした。
結末に向かっていく時の興奮を「楽園」でさらに盛り上げられるように書きました。
歌詞は映画を観てヒントを得て書いていきました。
映画があまりにも素晴らしくわたし自身も映画を観たあとの興奮状態のまま自由に楽曲を作らせていただけたことに感謝しています。

山?賢人 コメント
ミステリアスな感じが、すごく作品の雰囲気に合っていると思います。エンディングで流れるのが楽しみです。

橋本愛 コメント
曲が、ミステリアスな感じとか何か起こりそうな危険な感じとか、「Another アナザー」のストーリー性にぴったりだなと思いました。
映画を見終わったあとの余韻を引っ張ってくれるというか…
見終わってもこの曲が流れることでどこか胸騒ぎを残してくれる、そんな気がします。
あと、聞いててなんだか気が狂いそうになる感じが心地よかったり。
ミリヤさんの声もかっこよくて、赤い口紅塗って外に出たくなるような…そんな感じです。
焦燥感がかりたてられる。胸がざわつく。叫びたくなる。
テンションが上がる曲、という印象を持ちました。

加藤あい コメント
大好きなミリアちゃんの曲が主題歌に決まったということで、このようなかたちでご一緒させていただけてとても嬉しいです。

古澤健監督 コメント
誰もが思春期の頃に抱く孤独や焦燥感、喪失感や不安、そういうものを「学園ホラー」という形で表現ようとした映画が「Another アナザー」です。霧の中をさまよう主人公たちの気持ちに寄り添いながら、どこかへ導いてくれる声が欲しいと思ったとき、自然と加藤ミリヤさんの歌が思い浮かびました。普遍的でありながら、パーソナルな感情に訴えかける、そういう歌い手だと思っているので。
恐ろしい秘密を共有してしまった主人公二人は、だからこそ世界で「たった二人」の親密さを見つけるのですが、その気持ちを見抜かれた! と思いました。主人公の二人は、映画が終わるころ、新しい「秘密」を胸に秘めています。映画で描ききれなかったそのエピローグを、加藤さんの歌が補ってくれました。「楽園」は、パズルのようなこの映画の最後の大切なピースだと思いました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa