この度、『ももへの手紙』は2012年4月26日〜5月1日でチェコ共和国の温泉地、テプリツェにて開催された第11回アニフェスト国際アニメーション映画祭で長編部門で最優秀賞を受賞しました。過去には、シルヴァン・ショメの「ベルヴィル・ランデブー」、マルジャン・サトラピの「ペルセポリス」(いずれもアカデミー賞ノミネート作品)、イジー・バルタ「屋根裏のポムネンカ」等が同部門にて受賞しています。日本の作品が長編部門で受賞するのは初となります。
<受賞理由>
「確かな演出と脚本、テンポの良いストーリー展開、そして強い物語性が評価されたため」

また、あわせて、6月4日から9日まで仏アヌシーで開催される世界最大のアニメーション映画祭・第36回アヌシー国際アニメーション映画祭にも正式招待作品として上映が決定しています。今年のアヌシー国際アニメーション映画祭への応募総数・2455作品、長編部門応募作品82作品の中から、長編部門の正式招待作品に選ばれたのはコンペ作品・アウトオブコンペ作品あわせて18作品です。その中の1本に選ばれての上映となります。

<第11回アニフェスト国際アニメーション映画祭 概要>
◆開催時期:4月26日〜5月1日  ◆開催地:チェコ共和国、テプリツェ
毎年2万人が集まる国際アニメーション映画協会(ASIFA)公認の映画祭。今年の審査員は米国、チェコ、ウクライナ、シリア、ポルトガルからの著名アニメーター。過去には、短編作品で山村浩二の「カフカ 田舎医者」が最優秀賞を受賞、長編部門でシルヴァン・ショメの「ベルヴィル・ランデブー」、マルジャン・サトラピの「ペルセポリス」(いずれもアカデミー賞ノミネート作品)、イジー・バルタ「屋根裏のポムネンカ」等、芸術性の高い良質なアニメーション作品が出品・受賞している。

<映画『ももへの手紙』海外映画祭 受賞・出品情報>
◎第15回ニューヨーク国際児童映画祭:長編大賞受賞
◎第14回フューチャーフィルム映画祭:プラチナグランプリ受賞
●第19回シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭:AniMovie(長編コンペ)部門に出品(開催:2012年5月8日〜13日)
●第27回ワルシャワ国際映画祭:International Competition部門(メインコンペ)
●第31回ハワイ国際映画祭:Golden Orchid Awardにノミネート。
●第36回トロント国際映画:TIFF Kids部門に出品(ワールドプレミア)。
●第44回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭:Oficial Fantastic部門に出品。                                    
●第16回釜山国際映画祭:Wide Angle部門に出品。

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執筆者

Yasuhiro Togawa