群馬発、新人監督が一から立ち上げた青春テレポートムービー!!
           

「誰も《僕》を見ていないのならば、《僕》は存在していないも同然なのではないか?」
本作は、そんな誰もが一度は考えたことがあるであろう、存在への問いかけをしてしまったことから、「テレポート」能力に目覚めてしまった少年の物語。一見、突飛にも思える設定だが、そこに込められているのは「孤独」という普遍的なテーマ。そんな「孤独」に関する物語を、本作は時にコミカルに、時にセンシティブに描き出している。

若手からベテランまでが群馬県に揃い踏み!
監督は本作が劇場デビュー作となる、弱冠27歳の映画監督・草野翔吾。
『からっぽ』は、彼の故郷であり、レトロな雰囲気漂う街並みをもつ群馬県桐生市で撮影された。
主人公の加藤小判役には数度に渡るオーディションの末、選ばれた16歳の新星、清水尚弥(『山田太郎ものがたり』/ 07)。素っ裸で駆けまわったり、街中で河童の格好をしたりと、まさに体当たりで小判を演じている。
そして、ヒロインのシーナ役には、映画『20世紀少年』(09)のカンナ役も記憶に新しい、平愛梨。テレビ番組への出演も多忙な中、役に合わせて髪をばっさり切るなど、不安定な心理をもつシーナに対して、十分な役作りをして臨んだ。
脇を固めるのは、草野監督の学生時代の作品『Mogera Wogura』(09)にも出演した日本を代表する俳優・大杉漣(『HANA-BI』/ 98)を始め、近年、話題作には欠かせない存在となっている三浦誠己(『海炭市叙景』/ 10)、山本浩司(『マイ・バック・ページ』/ 10)。さらに、品川徹、宮下順子といった名優が、脚本を読んで出演を快諾。豪華な面々が『からっぽ』のために集結し、個性溢れる演技で本作を盛り上げている。

2012年6月16日〜6月29日まで東京都・ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショー
2012年5月19日〜6月1日まで群馬県・太田イオンシネマ、ユナイテッド・シネマ前橋にて先行ロードショー

予告編::http://youtu.be/jWu5uY1ymCA

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執筆者

Yasuhiro Togawa