この度、ディズニー/ピクサー史上初【短編アニメーション豪華2作品★同時公開】の1作品で、本年度アカデミー賞ノミネートされた『月と少年』の特別映像が公開される。
 『月と少年』はパパとおじいちゃんと初めて一緒に働きに出た少年の物語。仕事のため、3人が夜の海に小舟を浮かべ待っていると、やがて大きな月が昇り、少年の目の前で信じられないことが起こる─。
少年はずっと謎だった家業の秘密を知ることに!少年の成長を描いた、夢いっぱいのチャーミングな作品。今回解禁された映像では、その素敵な家業の一端を垣間見ることができる。
メガホンをとったのは2002年からピクサーのストーリー・アーティストとして活躍し、『カーズ』(06)や『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)等にも参加しているエンリコ・カサローザ。監督初挑戦にも関わらず、アカデミー賞R・短編アニメーション賞にノミネートされる快挙を成し遂げ、今注目を浴びている。

そんな監督は宮崎駿作品の大ファン。自分にとって最も重要な作品は『紅の豚』だという。「飛行機も好きだし、僕が最初に描いたコミックは、空飛ぶネコを主人公にしたもので『紅の豚』からモロに影響を受けているんだ」と言う。
さらに、尊敬のあまり、監督は宮崎駿の製作過程をも真似ている。「宮崎監督がユニークなのは映画をひとりで作っている点だと思う。ピクサーでも監督主導ではあるけれど、彼ほどの仕事量をあれほどの才能とスピードでこなせる人はいない。彼は全てをコントロールできる唯一無二の存在です。また、彼がスゴイのは全ての絵コンテを自分で描いているということ。ピクサーではチームで担当するんです。実は『月と少年』の場合、短編という事もあり、宮崎監督の真似をして僕が一人で描いたんです。『崖の上のポニョ』の絵コンテを水彩画で描いたというのを知って、僕も全部水彩画でやったり(笑)。みんなには「時間がかかりすぎる」とか「クレイジーだ」とか言われて、実際にものすごく大変で(笑)」と熱く語り、『月と少年』が今までのピクサーとは違ったアプローチにより完成した作品であることを明かしている。

 『月と少年』に加えて、短編アニメーション『ニセものバズがやって来た』の豪華2本が併映される『メリダとおそろしの森』は、ピクサー25周年記念作品だけに特別な作品となりそうだ。
 7月21日(土)より、豪華3作品が全国で同時公開される。

特別映像『月と少年』⇒『メリダとおそろしの森』予告編
http://youtu.be/UlOFQMLacAM

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http://data.cinematopics.com/?p=49593

執筆者

Yasuhiro Togawa