ソン・イルゴン監督も絶賛 ソ・ジソブとハン・ヒョジュの徹底した役作り
 

普段から体作りに力を入れ、ウエイトトレーニングなどを続けているソ・ジソブだが、元ボクサーのチョルミンを演じるにあたっては、より徹底した運動メニューに挑戦した。縄跳びや有酸素運動などで基礎体力を強化したのはもちろんのこと、サンドバック、スパーリングなど、プロボクサーに準じるトレーニングも。結果、短期間で格闘家らしい強靭な肉体を作り上げ、ボクシングや格闘シーンもスタントなしで撮ることに成功した。
一方、「視覚障害者を演じることが、とても大きなプレッシャーだった」というハン・ヒョジュ。撮影を前に、ソウル市内の盲学校に週に2回定期的に訪れた。「最初は役作りのためだったが、すぐに学生と仲良くなった。親しくするうちに、自然に視覚障害者のつらさや苦労がわかるようになってきた」と明かす。学生たちもハン・ヒョジュを姉のように慕っていたという。
徹底した役作りで作品に臨んだソ・ジソブとハン・ヒョジュを、ソン・イルゴン監督は「この2人でなければ映画は成功しなかった。現場では100点満点で、100点以上だった」と絶賛している。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=50106

執筆者

Yasuhiro Togawa