アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』など仙台を舞台とする数々の名作を送り出してきた伊坂幸太郎(原作)×中村義洋(監督)の強力タッグによる最新作『ポテチ』。過去の作品同様、オール仙台ロケによって撮影された本作が5月12日より全国公開される。公開に先立ち、本作が『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』に続き、仙台市より仙台シネマ認定を受けました。地元仙台でオールロケをした際のエキストラ参加のみなさんからの参加動機や感想なども届いており、仙台市から愛される映画です。

★仙台シネマとは?!
宮城県仙台市が創設した制度で、認定映画作品のPRを自治体や地域が積極的に後押しすることで、地域振興へと繋げていくのが狙い。認定作品は、題材やロケーション等で仙台市を取り上げるなど、制作過程で仙台市との深い関わりを築いた新作映画の中から選択される。認定を受けた映画は過去2作のみで『ポテチ』が3作目の受賞を果たした。

第1回:重力ピエロ
(2009年2月認定、同年4月25日宮城県先行公開、同年5月23日全国公開)
第2回:ゴールデンスランバー
(2009年12月認定、2010年1月30日全国公開)
第3回:ポテチ
(2012年2月認定、2012年4月7日宮城仙台先行公開中、2012年5月12日全国公開)

★エキストラに参加したみなさんの感想
・2週間で撮影したとは思えない作品だったと思いました。震災や悲しみが全面にでているものではないところがいいと感じました。(20代・女性)
・号泣しました。原作ファンも納得の作品!とても満たされた気分です。幸せなことって、案外身近なところにたくさんあって、気づいていないだけなんだなぁ・・と。大切なひとへ電話したくなりました。(40代・女性)
・思わぬ悩みを抱えてしまった主人公。そして、動き出す周囲。日常・戸惑い・応援・涙・そして、ホッとした後の笑い。観終わって温かい気持ちになって帰ることができました。(40代・女性)
・生きるのが辛い人、自分が生きていていいのか悩んでいる人、夢に破れた人に特に伝えたい作品です。どれもあてはまる自分が元気になれましたから。決して一人じゃなく、あなたを思ってくれる人がいる。その人の為にも、お互い前を向いて生きましょうと。それぞれの優しさが呼んだ奇跡に、あったかい風が、心にふわぁっと吹いてきて、涙が、じわぁっと込み上げてきました。(30代・女性)

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執筆者

Yasuhiro Togawa