ノルウェーの権威あるアマンダ賞で8部門にノミネートされ、作品賞、脚本賞、助演男優賞、音楽賞を受賞。私たち日本人はもちろんのこと、ノルウェー国民にさえもほとんど知られていなかった歴史の闇に光をあて、大反響を呼んだ実録サスペンス『孤島の王』が4月28日(土)より全国順次公開する運びとなりました。
 舞台はノルウェーの首都オスロ近海に浮かぶバストイ島。1900年から1970年まで非行少年向けの矯正施設が存在し、『孤島の王』は1915年に実際に勃発した少年たちによる壮大な反乱を基にしています。本作はあくまで“実話に基づくドラマ”ですが、製作陣は孤立した自然環境や劣悪な労働状況といった史実のリアリティを可能な限り追求。卓越した心理描写、サスペンス演出に定評があり、数多くの受賞歴を誇るノルウェーの俊英監督マリウス・ホルストが、並々ならぬスケール感と迫真性を備えた問題作に仕上げました。ノルウェー本国では公開当初数館での上映でしたが、「知られざる真実」を描いたショッキングな内容が話題となり、口コミで広がり公開3週目には公開規模を約10倍に拡大。大ヒットを記録しました。

現在、東京テアトル系劇場一部スクリーンで上映されている「孤島の王」マナー予告。単館系では珍しいというだけではなく、その内容がツイッターをはじめWEBで話題となっている。『孤島の王からマナーのお願い』と呼びかけるのは、“北欧の名優”ステラン・スカルスガルド。
名前だけではピンとこない人も多いかもしれないが、ハリウッドメジャーにも多数出演する知る人ぞ知る、北欧が生んだ名俳優である。ラース・フォン・トリアー作品の常連で『メランコリア』(11)にも出演。またハリウッドの出演作については『マンマ・ミーア!』(08)、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『マイティー・ソー』(11)『ドラゴン・タトゥーの女』(11)など、映画ファンのみならず誰もが知っている作品ばかり。この夏の超話題作『アベンジャーズ』にも出演している。
マナー予告では本作で規律に厳しい院長役に扮する彼が、劇場にご来場いただいたお客様に映画館でのマナーについて、なかなか覚えてもらえない自分の名前もアピールしつつ、強面ながらも愛嬌も交えつつ「守ってね♥」とお願い。「このマナー予告でようやくステラン・スカルスガルドの名前を覚えた!」とのツイートも多数。映画ファンをはじめ「孤島の王」マナー予告に遭遇した人々の間で話題となっております。
そして、いよいよマナー予告がついにWEB限定解禁いたします。

http://www.youtube.com/watch?v=DGMGI1A1BLI

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執筆者

Yasuhiro Togawa