「第二次世界大戦後、敗北したかに見えたナチス軍は、月の裏側に逃げ込んだ。そして2018年、地球を侵略しに帰って来る」という衝撃のプロットで世界中を席巻した映画『アイアン・スカイ』。フィンランド、ドイツ、オーストラリアの共同製作である本作は、ベルリン映画祭でも空前の盛り上がりを見せ、目玉作品としてプレミア上映された。また、世界中の映画ファンからカンパを募り、その総額が約100万ユーロ(約1億万円)に上るほど、ファン待望の作品となっている!!
日本公開を前に、ついにフィンランド、ドイツほかにて公開が始まった本作だが、本国フィンランドでは、異例の大ヒットとなっているという。全米歴代3位のオープニング成績を記録し、フィンランドでも大ヒット中の『ハンガーゲーム』を抑え、そして同日公開となった『タイタニック 3D』と約2倍の差をつけて、本作『アイアン・スカイ』が1位を獲得したのだ。また、翌日にはドイツでも164スクリーンで公開が始まっており、他の作品を大きく引き離す館アベレージを記録。この想定外のヒットを受け、12日からは280スクリーンに拡大することが決定した。今後も、続々と世界中で『アイアン・スカイ』旋風が広がっていくが、その幸先として非常に注目される結果となった。
本作は、すでに全世界70カ国での公開が決定し、ここ日本でも9月に公開することが決定している。フィンランドやドイツでの大ヒットを受けて、今まで以上に世界各国で異常な盛り上がりを見ることができるだろう。日本においても、公開が決定した直後はTwitter、Facebook上では、「早く見たい!」、「ヤッター!ついに日本公開!」、「アイアン・スカイ日本公開きたああああ!!絶対に観に行ったる!!」と切望の声が多く上がり、日本でも話題作となること間違いなしだ!この秋、最も話題の本作、今から公開が待ち遠しい。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49876

執筆者

Yasuhiro Togawa