2011 年4 月、ニューヨークのトライベッカ映画祭で1本のホラー作品が上映された。映画のタイトルは「Grave Encounters(墓場との遭遇)」。心霊番組の撮影スタッフが、廃墟となった精神病院で超常現象と遭遇するという、「パラノーマル・アクティビティ」と同じモキュメンタリー・スタイルのこの作品は、ホラーファンの話題を独占。アメリカでの公開を前にYouTube での予告編再生回数が1,400 万回を突破するという、驚異的なアクセス数を記録。ネット上での話題は日本にも飛び火、YouTube での再生回数はついに2,200 万回を突破!
“怖すぎる予告編”として、前代未聞のアクセス数を更新し続け、現在でも毎日1 万単位でその数は増え続けている。

その“怖すぎる予告編”の日本版がついに完成し、4 月14 日より映画館での上映がスタート。そしてなんと、この予告編のナレーションを、日本テレビ「スッキリ!!」での体当たり取材が印象深い阿部祐二リポーターが担当!本作の主人公たちがテレビ番組の取材班であることにちなんでの起用となったが、ナレーション収録では、実際に廃墟などへの潜入取材の経験もあるキャリアを生かし、自分も現場にいるかのような臨場感で、監督も「さすが、勘がいいね」と感心しきり。
阿部自身、恐怖体験はこれまで1 度しかないというが、「心霊スポットでの取材では、スタッフが全身じんましんになったり、急に具合が悪くなったりすることはよくある」と、本作で描かれる超常現象にも違和感はなかったよう。すでに観たという映画については、「取材では、こんなことが起きたらこういう風に撮ろうとか、ある程度想定して撮影に入るけど、この映画ではそれを超えることが起こるんだから・・・!ついつい取材者の目で見ちゃいますね(笑)お化け屋敷は怖くないけど、この映画は怖い!!! どんどん追い込まれていきますよ!」と、出演者たちと同業者の目線で映画の怖さに太鼓判を押した。

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執筆者

Yasuhiro Togawa