夫・大島渚監督を旗手とする、「日本のヌーベルバーグ」と呼ばれた日本映画革新の波を支えた女優・小山明子。その松竹デビュー時の新スターとしての娯楽作。そして、大島渚と出会った松竹ヌーベルバーグの挑戦作、さらに松竹を飛び出して独立プロ・創造社で連打された日本映画の至宝ともいうべき傑作の数々、その一方で大映の勝新太郎、田宮二郎、日活の小林旭、東映の千葉真一らの撮影所スターと共演した邦画各社のプログラム・ピクチャー群。小山明子の活躍には50〜60年代に狂い咲いた日本映画の可能性と魅力がフルレンジで反映されている。待望の自伝「女として、女優として」刊行にちなんで、女優・小山明子の美しき闘いと魅惑の軌跡を銀座シネパトスが華麗に再現!

日本のヌーベルバーグ 小山明子映画祭
5月5日(土)〜5月26日(土)

自伝「女として、女優として」刊行記念 トークショー&サイン会
5/6(日)14:00〜
女優・小山明子さん
上映作品:「少年」「日本春歌考」
聞き手:樋口尚文さん(映画批評家)

サイン会は、「女として、女優として」
お求めのお客様のみご参加いただけます。

トークショー前売券:1,300円/ぴあリザーブシート1,700円(Pコード:559-733)
トークショー当日券:1,500円

■「女として、女優として—小山明子自伝」
著者:小山 明子 清流出版 税込1,800(税別)

小山明子が、生いたち、女優人生を振り返る自伝的エッセイ。少女時代の戦争体験から、デザイナー志望だった女学生時代、松竹にスカウトされ、戸惑いの女優デビュー。当時の映画撮影秘話や、大島渚との出会い、結婚、大島の病気、自身の介護うつなどを赤裸々につづる。貴重な女優時代の写真も多数収録。

Schedule(2本立て)
5/5(土)〜5/8(火)「少年」「日本春歌考」
5/9(水)〜5/11(金)「三代の盃」「復讐の牙」
5/12(土)5/14(月)5/15(火)「彼女だけが知っている」「白昼の通り魔」
5/16(水)〜5/19(土)「夏の妹」「儀式」
5/20(日)〜5/23(水)「続浪曲子守唄」「続女の警察」
5/24(木)〜5/26(土)「日本の夜と霧」「死者との結婚」

当日料金:1,300円/シニア1,000円

執筆者

Yasuhiro Togawa