『2012』『デイ・アフター・トゥモロー』『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ製作総指揮

『2012』『インデペンデンス・デイ』etc、ハリウッドを代表するヒット・メーカー、ローランド・エメリッヒはドイツ出身。そのエメリッヒが祖国の若き才能とチームを組み、送り出す注目の最新作がこの『HELL』だ。舞台は2016年、今からわずか4年後の地球。文明が崩壊した“終末後(ポスト・アポカリプス)の世界”でのサバイバル、という『マッドマックス』的設定はいかにもエメリッヒだが、ここで描かれるのは『2012』のような破壊のスペクタクルではない。猛烈な太陽光線により、ギラギラとハレーションを起こしているような映像。その明るさとは対象的な、絶望と恐怖に満たされたストーリー展開。ハリウッド的エンタメ性と、ドイツ的ダーク・テイストが混ざり合うことで、独特の緊張感がみなぎる傑作SFスリラーが誕生した。監督は、本作が長編デビューとなるティム・フェールバウム。ミュンヘン・フィルム・フェスティバル新人監督賞受賞の、注目の新鋭だ。主演は『4分間のピアニスト』のハンナ・ヘルツシュプルング。

6月30日(土)より、シアターN渋谷にてレイトショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa