今夏よりBunkamuraル・シネマにて公開となる、フレデリック・ワイズマン監督(『パリ、オペラ座のすべて』)による劇場公開最新作『CRAZY HORSE』の邦題が、『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』に決定致しました!!

ドキュメンタリー監督フレデリック・ワイズマンが、パリの有名なエンタテインメントショーに密着!!

『チチカット・フォーリーズ』(67)の発表以降、現代アメリカのあらゆる場所を切り取ってきたドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマンが次にカメラを向けたのは、パリで最も有名なエンタテインメントショー「クレイジーホース」。約10週間かけて、ショーの様子はもちろんのこと、設営スタッフや舞台裏、オーディション風景など一分の隙もなく撮影。クレイジーホースは1951年にアラン・ベルナルダンによって設立され、以後エッフェル塔やルーブル美術館と並んで夜の観光地として欠かせないものとなっている。映画『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』では、そんなクラブで働く女性に求められるエレガンスさと完璧主義、極限のショースケジュール(毎晩2回のショーと土曜日の夜は3回のショー)を見事に映し出す。本編の最後では有名振付師であるフィリップ・ドゥクフレ氏が制作した最新のショー「DESIR」を披露。テロップもナレーションもないワイズマンならではの撮影手法により、まるでそこを訪れたかのような錯覚に陥り、観た人を幻想的な世界へと誘う。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49827

執筆者

Yasuhiro Togawa