ヒロシマからフクシマへ・・・。
90歳、伝説の報道写真家が突き付ける「ニッポンの嘘」そして真実。

戦後66年、日本の戦後を見つめてきた伝説の報道写真家・福島菊次郎、90歳。敗戦直後のヒロシマで被爆者家族の苦悩を10年に渡り撮り続け、“平和都市ヒロシマ”の知られざる実態を暴きだし、それ以降、現場の最前線でシャッターを切り続けた。
これまでに撮影された写真は25万枚以上に及ぶ。三里塚闘争、東大安田講堂、70年安保、あさま山荘事件、水俣、祝島など、今でも鮮烈に語り継がれる数々の時代。ファインダーを通した彼の眼に映るのは、我々が知らなかった、あるいは見ようとしなかった日本の本当の姿だった・・・。
保守化する日本、そしてメディアに決別しての無人島自給自足生活を経て、現在は愛犬・ロクとの穏やかなアパートふたり暮らし。胃がんを患い切除手術を受け、自らの最期を意識しはじめた頃、東日本大震災が発生。福島第一原発事故を受け、菊次郎は最後の現場に向かうのだった・・・。

09-11年にわたり、報道写真家・福島菊次郎に密着したドキュメンタリー、『ニッポンの嘘〜報道写真家 福島菊次郎90歳〜』が、
8月4日(土)より、銀座シネパトス、新宿K’s cinema、広島サロンシネマほかにて公開致します。

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執筆者

Yasuhiro Togawa