ノーベル平和賞受賞アウンサンスーチー 激動の半生。
その闘い、強さ、そして知られざる夫婦の愛の物語。

ビルマ民主化運動のリーダーであり、その非暴力による民主化・人権をめざす闘いを評価され、1991年にアジア女性としては初のノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチーの半生を描いた物語「The ladyひき裂かれた愛」(7月21日公開/配給:角川映画)のポスタービジュアルが完成いたしました。

監督は『レオン』『ジャンヌ・ダルク』や『フィフス・エレメント』などで世界に名を馳せるリュック・ベッソン。そしてアウンサンスーチーを演じるのは『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のボンドガールや『グリーン・デスティニー』等で知られ、米ピープル誌「永遠の銀幕女優35人」に中華圏から唯一選出されたこともある、ミシェル・ヨー。2007年にレベッカ・フレインの脚本に感銘を受けたミシェルがベッソンに企画を持ち込み、約4年の歳月をかけて今回の映画化が実現しました。

現在アウンサンスーチーは4月1日に行われたミャンマー議会補欠選挙での圧倒的勝利が世界的に話題となっております。また長きにわたり自宅軟禁生活を強いられながらも、強い意思を持ち続けた姿は日本でもたびたび報道されてきました。しかし本作に描かれている、遠くイギリスの地から陰で支え続けたイギリス人の夫や息子たちの存在、そしてその死に立ち会うことさえ叶わなかった、最愛の夫との深い愛についてはあまり知られていません。
2012年2月13日ベルリンで開催されたアムネスティ主催Cinema For Peace映画祭での上映では鑑賞していたアンジェリーナ・ジョリーが終映直後、興奮を抑えきれずに席から立ちあがり、「素晴らしい!本編中ずっと涙が止まらなかったわ。強く胸を打たれました。こんなにも素晴らしい作品を見せてくれて、本当にありがとうございます。」と会場にいたリュック・ベッソンとミシェル・ヨーに涙ながらに賛辞を送りました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa