小津安二郎、東郷青児ら、昭和を代表する映画人、画家たちが寄せ書きした、貴重な屏風を初公開。
原節子主演の映画「新しき土」75年ぶりの再公開で見つかる

・75年ぶりに公開される、原節子16歳時の主演映画「新しき土」に関連し、同映画で原と共演した小杉勇(故人)遺愛品の屏風が見つかり、東京都写真美術館ホールでの上映期間中に、同ホールロビーにて初公開される。
・屏風(二曲一隻)は高さ、幅約152 センチで、小杉勇と親交のあった昭和を代表する著名な映画人、画家らの手で、大小20もの絵や書がサインを添えて描かれている。
映画人は小津安二郎(映画監督)、田坂具隆(映画監督)、アーノルド・ファンク(映画「新しき土」監督)らが、また、東郷青児、鈴木信太郎、海老原喜之助と思われる画家たちが、サインを添えて絵を描いている。
・屏風は小杉家で保管されていたもので、その存在は今まで公表されたことはなく、今回が初めての公開となる。
・書いた作者が判らない絵や書も多いため、関係者は今回の公開によって、有識者や一般の方々から新たな情報が寄せられることで、不明な箇所の作者が判明し、当時の芸術家たちの交流に新たな光が当たることを期待している。

一般公開
日時※映画「新しき土」公開日の4月7日(土)から、上映期間中
4月7日(土)〜30日(火・祝)休館日4/9、16、23 を除く
東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)

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執筆者

Yasuhiro Togawa