第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞後世界で高い評価を受けた映画『ドライヴ』が3月31日(土)いよいよ公開される。それに伴い、デンマーク出身の鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督の前作が急きょ公開されることとなった。『プッシャー』(三部作)でデビューを果たした監督が本作で組んだのはやはりデンマーク出身で現在ハリウッドを中心に活躍しているマッツ・ミケルセン(『007カジノ・ロワイヤル』、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』)。この二人の研ぎ澄まされた才能のぶつかりによって描かれたのは、北欧神話をベースに片目の戦士ワン・アイの闘いの日々である。大自然の中に描かれるのはサディスティックなまでの戦闘シーン、寡黙な男の計り知れない強靭さである。レフン監督の革新的な映像は『ドライヴ』へと続く彼の才能を物語っている。

4月7日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa