第22回小説すばる新人賞を受賞し、ベストセラーとなった朝井リョウの原作を映画化、8月11日に新宿バルト9ほかで公開となる『桐島、部活やめるってよ』の特報映像が、3月17日より映画館での上映がスタートいたします。
本作は、「桐島、部活やめるってよ」という校内に衝撃を与えた一言から、部活内、クラスメイト、友人関係、恋愛関係に歪みが広がり、高校生活の日常に訪れる不穏を生々しく描く物語。特報映像では、気弱だが映画への熱い情熱を持つ主人公・前田(神木隆之介)、ヒロイン・かすみ(橋本愛)を始め、“桐島”に振り回される登場人物たちの姿を描きつつ、学校の中心人物である“桐島”に関する4つの事実を提示。モノクロ映像やリワインド(巻き戻し)、画面のフリーズなどを用い、映画がただの青春映画とは一線を画す構成となっていることを予感させる構成となっております。

★神木隆之介 常に世代でトップを走り続ける実力派俳優の高校最後の主演作!
2011年末に放映されたテレビ朝日ドラマ「11人もいる!」では、しっかり者の長男として大家族を支える高校生役を好演したが、本作では真逆のヘタレ高校生役に挑戦。映画部で地味でクラスでは目立たない最下層の生徒。監督作品がコンクールの予選を突破し表彰されるが、それすらも同級生たちに笑われてしまう。神木自身も、映像を撮ることやカメラなどには造詣が深く、本作のオタクキャラに共感する部分も多い。また<ソウルドラマアワーズ2011 Yahoo!人気賞 日本男性俳優部門受賞>を受賞した際に、映像で世界に出て行く意義を感じ、役者として生きていこうと決意し挑む、現役高校生として最後の1本となる。

★橋本愛、大後寿々花、そして100倍を越える倍率を勝ち抜いた主要メンバーたちが繰り広げる群像劇
この作品の命となるのが、高校生活の生々しさであり、高校生特有のフレッシュさ、そして繊細な感情表現であるが、今回、高校生のリアリティを追及するため、神木隆之介、橋本愛、大後寿々花ら、若き実力派俳優を軸に、彼らにぶつける新たな才能たちを選抜しキャスティングしている。ヒロイン役には、『告白』で日本中に衝撃を与えた橋本愛。神木と初のタッグを組む。橋本は、バドミントン部に所属し、神木演じる前田が憧れる同級生を演じる。
さらに、神木とは3度目の共演となる大後寿々花。吹奏楽部に所属し神木同様、クラスで目立たない最下層にいながら、イケてるグループの男子生徒に恋心を抱えた女子高生を演じる。さらに、芝居、キャラクター性、運動神経、交友などの適正を見るため、3ヶ月に渡り、ワークショップ形式のオーディションを行い、600人以上の中から100倍を超す倍率で選び抜かれたフレッシュな才能たちが、主要メンバーに選抜。今作に新たな息吹を吹き込んでいる。そして撮影前には、1ヶ月間に渡り事前リハーサルを行い、満を持して高知ロケに挑んだ。神木、橋本、大後をはじめ、今後の日本映画を牽引していく若手俳優たちによって体現される閉塞された学校内の生々しさは、今作の大きな見所である。

★現役大学生作家のデビュー作にして最高傑作、完全映画化
原作は、早稲田大学在学中に小説家デビューを果たし、その描写の瑞々しさを小説家の宮部みゆきなど選考員らに高く評価され、第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの小説『桐島、部活やめるってよ』(集英社刊)。小説の世界観や空気感を生々しく描くために、高知県高知市にある実際の高校を使っての撮影となった。学校側の協力のもと、教室、グラウンド、体育館、部室など校舎内あらゆる場所での撮影が行われた。

★鬼才、吉田大八監督と日本テレビのヒットメイカー佐藤貴博の新たなる試み
監督は、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』でカンヌデビューした吉田大八が、『クヒオ大佐』『パーマネント野ばら』に続き、4本目として初となる高校生の物語を描く。『DEATH NOTE デスノート』『君に届け』『GANTZ』等のヒットメイカー佐藤貴博プロデューサーと強力タッグを組み、2012年夏、この閉塞された現代・日本に新たなる衝撃を放つ。

★輝かしい青春の高校生活、しかし、そこは閉塞された不穏と刺激に満ちた世界がある
物語は、「桐島、部活やめるってよ」という校内に衝撃を与えた一言から、部活内、クラスメイト、友人関係、恋愛関係に歪みが広がり、高校生活のヒエラルキーが崩壊していく様を生々しく描く。桐島が部活をやめるという事実に学校中が騒がしくなる中、最下層で映画部の前田は・・・。

【公式サイト】 http://kirishima-movie.com
【Twitter】 kirishima_movie

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執筆者

Yasuhiro Togawa