映画「鈴木先生」、お蔭さまで無事クランクインを迎えました。
黒ブチ眼鏡とループタイがトレードマークの悩める国語教師・鈴木章役の長谷川博己に続き、緋桜山中学の個性豊かな先生&生徒たちのキャストも決定致しましたので、長谷川博己による撮影に入ってのコメントと、上がってきたばかりの本編シーン写真とともにご報告致します。
鈴木先生の妻・麻美を臼田あさ美、鈴木先生の教育方針を支持し応援する数学教師・桃井里香を田畑智子、喫煙室仲間で鈴木先生に温かくアドバイスをするベテラン英語教師・川野達郎を、『冷たい熱帯魚』で第35 回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞したでんでんが、そして、教育熱心でお互いの方針の違いから鈴木先生と対立する家庭科教師・足子瞳を富田靖子が演じます。
また、生徒役には、鈴木先生の実験教室に不可欠なスペシャルファクター・小川蘇美役の土屋太鳳をはじめ、ドラマ版で1000 人を超えるオーディションを勝ち抜き、高い演技力とともにリアルな中学2年生像を作り上げた面々が再び集結しました。

主演:長谷川博己コメント
再び同じスタッフ・キャストと撮影を始めてみて——
『鈴木先生』の映画化に関しては結構驚かれたんですけど、僕はドラマが終わったときから映画化されると思ってたんですね。というのも、この作品が大好きな人たちが僕の周りにはたくさんいたし、何よりスタッフと僕ら役者がいろいろなアイデアを出し合いながら持てる力をすべて注いで作ったので、作品に対しての後悔は何もなかった。
初主演作品ではありますが、それよりも、教師と生徒という立場で子供たちと一緒に芝居することで気づかされたことも多かったし、役者としてさまざまな刺激を受けた。僕にとって、とても大切な作品です。一年ぶりにこの役を演じるわけですが、以前の鈴木先生に戻るのではなく、この一年に得た“経験値”を加えた上で映画『鈴木先生』に入りたい。子供たちだって、みんな成長していますからね。
今回の映画は、ドラマの後半から訴え続けてきた、真面目な人間が抱える苦悩というテーマの集大成的な作品になっています。まさに“神は細部にこそ宿りたもう”という映画で、この作品のなかにはたくさんの真実が含まれている。ぜひ、楽しみにしていてください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa