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アカデミー賞5冠効果で、週末興行成績 洋画No1スタート!

『ヒューゴの不思議な発明』

 パラマウント ピクチャーズ配給、マーティン・スコセッシ監督最新作『ヒューゴの不思議な発明』が3/1(木・映画の日)に公開初日を迎えた。その週末4日間の数字が下記のようにまとまった。本作は、昨年の『ソーシャル・ネットワーク』(最終興収14億円)の初日2日間興収対比110%の好スタートで発進。
興行収入15億円は確実と見られている。本作は女性観客がシェアの60%以上を占めているところに
特徴が見受けられる。スコセッシ監督作品ではレオナルド・ディカプリオ主演『ギャング・オブ・ニューヨーク』で女性比率約50%。本作は全国くまなく動員があり、観客層も幅広い。親子(特に母と娘)、カップル(20代〜50代)、女性2〜4人組、中学生(男女とも)2〜4人など。単独客と幼児が少ないのも1つの傾向とみられる。またアカデミー賞紹介各媒体にて、3D対サイレント(『ヒューゴ』VS『アーティスト』)の構図が分かり易く伝達されたため、3Dで観るべき映画、3D鑑賞意欲が飛躍的に向上したと思われる。
先日行われた第84回アカデミー賞授賞式において最多5部門を受賞(撮影賞、美術賞、視覚効果賞、録音賞、音響編集賞)した本作。週末ランキングベスト10に洋画が6本ランクインする中、アカデミー賞受賞効果もあり、春休みに向けて、興行収入20億円を目指して絶好調のスタートを切ることとなった。

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執筆者

Yasuhiro Togawa