東宝東和配給で10月より日本公開となる『ロラックス』(仮題)(原題『Dr. Seuss’ The Lorax』)が3月2日(金)より全米公開され、初登場1位を獲得。100周年を迎えるユニバーサル・ピクチャーズの『怪盗グル—の月泥棒』が世界中で大ヒットを記録し、ピクサー、ドリームワークスと並びアニメーション製作会社のトップ3と言われるまでになったクリス・メレダンドリ率いるイルミネーションがタッグを組んで製作した3DCGアニメーションである本作は、『怪盗グルーの月泥棒』同様に公開前の評判も非常に高く、3729館で公開、興収70,217,070ドル(3月2日-4日の3日間)で全米ランキング1位というビッグヒットスタートを記録した。

全米では、100周年を迎えたユニバーサルの強いブランド力と巨大レストランチェーンIHOPや日本企業のマツダなどとのタイアップなどで印象的なマーケティングを展開し、公開前より旋風を巻き起こしており、その成績に注目が集まっていた。

結果、同社大ヒット作『怪盗グルーの月泥棒』の118%、ユニバーサルのCGアニメーション歴代1位となり、3月公開のアニメーション作品としては、『アイス・エイジ2』を抜いてオープニング歴代1位を獲得。CGアニメーション作品のファンタジー部門では見事に歴代1位となり、オールジャンルでも『シュレック』シリーズ、『トイ・ストーリー3』などに次いで、オープニング歴代7位となるが、シリーズ作品以外では『Mr.インクレディブル』『ファインディング・ニモ』に次いで歴代3位の成績となった。また、ベストセラー児童原作ものとしても『ハリー・ポッター』シリーズ、『アリス・イン・ワンダーランド』に次ぐオープニング歴代3位となった。

この結果を受けて、ディズニーをはじめ、ドリームワークスといったCGアニメーションの先駆者たちと肩を並べたことは間違いなく、ユニバーサルとイルミネーションのアニメーションもいよいよCGアニメーション市場での本格的成功を手に入れた。公開後の出口調査では、親子&12歳以下が68%を占め、3Dは全体の52%、評価はストロングAを示しており、ホリデーシーズン突入のアメリカでは、最終全米興行収入は、『怪盗グルーの月泥棒』を超える、2億8800万ドルを予想されている。
そして、2013年には強力なフランチャイズ作品となった『怪盗グルーの月泥棒』の続編も公開が予定されており、ユニバーサルとイルミネーション作品の今後に期待は膨らむばかりである。

本作は、アメリカのベストセラー児童作家ドクター・スースの原作『Dr. Seuss’ The Lorax』の映画化。彼の作品はこれまでに何本か映画化されており、2000年にはジム・キャリー主演の『グリンチ』が、そしてその3年後にはマイク・マイヤーズ主演で『ハットしてキャット』が公開されている。また、原作者ドクター・スースは数奇な生涯を送ったことでも知られ、イルミネーション製作、ジョニー・デップ主演で映画化される予定。『ロラックス』(仮)のストーリーは、環境が悪化した世界で最後のひと粒の木の種を巡って少年テッドと不思議な森の住人・ロラックスおじさんが繰り広げる物語。イルミネーション得意の体感できるアトラクション3Dと特徴のあるおかしなキャラクターが活躍し、最後は心温まるストーリーとなっている。

10月TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa