世界が注目する園子温(『ヒミズ』『恋の罪』『冷たい熱帯魚』)監督最新作!

『冷たい熱帯魚』『恋の罪』と連続ヒットを飛ばし、最新作『ヒミズ』はヴェネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞を受賞するなど、国内外で圧倒的な注目を集める園子温監督が、“いま日本でこの映画を撮って、観てもらうべき”と考え、オリジナル脚本を書き上げた最新作の製作が決定いたしました。

日本のある村で、平和に暮らしている老夫婦とその息子夫婦、そして、彼らの隣家に住む青年とその恋人。彼ら6人が、大地震をきっかけに離れ離れになりながらも、それぞれの愛のかたちを貫く姿を描いた、哀しくも美しい3組の男女の物語。
夏八木勲と大谷直子という実力派のベテランふたりが、長く住みついた故郷を離れられずに苦悩する老夫婦を演じ、彼らの息子夫婦役を村上淳、神楽坂恵が務めます。

1月13日にクランクイン、2月上旬クランクアップ、2012年春の完成を予定しています。
なお本作は、すでにイギリス、ドイツ、台湾からの出資も決定しており、世界がその新作を待望する園子温の監督最新作として、完成前から大きな期待を集めております。
3.11の大震災を経て、“いま、日本で生きていく”ということをあらためて問いかける、園子温監督の最新作にご期待下さい。

●監督・脚本:園子温
1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。ぴあスカラシップ作品として制作された『自転車吐息』(90)は、ベルリン映画祭正式招待のほか、30を超える映画祭で上映。
以後、『自殺サークル』(02)、『奇妙なサーカス』(05)、『夢の中へ』(05)、『紀子の食卓』(06)、『HAZARD』(06)、『エクステ』(07)、『ちゃんと伝える』(09)など衝撃作を続々と誕生させ、各国での受賞多数。09年『愛のむきだし』で、第59回ベルリン国際映画祭「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」、第9回東京フィルメックス「アニエスベー・アワード」を受賞した。ヴェネチア国際映画祭出品作『冷たい熱帯魚』(10)、カンヌ国際映画祭出品作『恋の罪』(11)は2作品続けて日本でも大ヒットを飛ばし、最新作『ヒミズ』(11)は主演の染谷将太と二階堂ふみがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞するなど、 国内外で圧倒的な注目を集めている。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49928

執筆者

Yasuhiro Togawa